この記事では『鬼滅の刃』の156話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
『鬼滅の刃』156話のネタバレ
弱い奴
〜場面は猗窩座と炭治郎、富岡の戦闘に戻ります〜
猗窩座は、自分に過去を思い出させた2人へ再び強い殺意を向けます。
限界を超え気絶していた炭治郎は目を覚ましました。
炭治郎は頭が再生しかけている猗窩座を見て驚きますが、頚を斬ろうとすぐさま戦闘に参加します。
立ち向かってくる炭治郎に気付き、まだ動けることに驚く猗窩座。
ですが、炭治郎の握力は既に無くなっており刀が手から抜け落ちてしまいます。
それでも止まることなく立ち向かう炭治郎。右手拳で猗窩座を殴りました。
その拳を受けた猗窩座は、初めて出会った時に生まれ変われと手を差し伸べてくれた、慶蔵を思い出します。
そして猗窩座は思うのでした。
(俺は弱い奴が嫌いだ。弱い奴は正々堂々やり合うことなく井戸に毒を入れる。)
(弱い奴は醜い。辛抱が足りない。すぐに自暴自棄になる。”守る為の拳”で人を殺した。)
(師範が大切にしていた素流を血塗れにし、親父の遺言も守れない。そうだ、俺が殺したかったのは‥)
正々堂々
殴っても動きが止まることのない猗窩座に、炭治郎は焦ります。
なぜなら、煉獄を倒したときに使った滅式を出そうとしている事がわかっていたからです。
富岡を連れて攻撃圏外に移動しようとしたその時、
ドガガガ!
猗窩座は自分で自分を攻撃したのです。
炭治郎は、猗窩座が攻撃する前の一瞬、こちらに笑顔を向けていたこと、そして感謝の匂いがしていたことを、不思議に思います。
再生しかけていた頭は無くなり、体も穴だらけになった猗窩座。
炭治郎と富岡には目もくれず、ペタペタと部屋を歩き回りどこかへ向かおうとしています。
体が再生を始めますが、どうやら猗窩座は拒んでいる様子。
(俺は負けた。頚を斬られた時の技は、正々堂々見事な技だった。終わりだ。潔く地獄へ行きたい。)
猗窩座はそう思っているのでした。
ただいま
ペタペタと歩き回る足を止めた猗窩座。この時猗窩座には、父の姿が見えていました。
父に、人生をやり直せなかった事を膝をつき謝る猗窩座。
すると、父の姿は慶蔵に変わります。
お前がどんな風になろうが息子は息子。弟子は弟子だ。死んでも見捨てない。
そう笑顔で話す慶蔵の言葉に涙を浮かべる猗窩座。その姿は猗窩座ではなく、狛治になっていました。
突然グッと髪を掴まれ頭を上げた狛治。慶蔵がいたはずのそこには、無惨が立っています。
強くなりたかったのだろう?お前はこれで終わりか?猗窩座。
無惨の言葉を聞いた狛治の姿は猗窩座へと戻り、まだまだやれる、強くなると拳に力を入れ直します。
そんな猗窩座の目の前に次に現れたのは、恋雪でした。
恋雪は猗窩座の頭にそっと手を添え、狛治さんありがとう。もう充分です。と伝えます。
猗窩座の姿は再び狛治に変わり、恋雪にしがみつきながら大粒の涙を流す狛治。
そして狛治は叫びます。
守れなくてごめん!大事な時傍にいなくてごめん!約束を守れなかった‥!!俺を許してくれ‥!!
恋雪はそんな狛治にこう伝えます。
私たちのことを思い出してくれ良かった。あの頃の狛治さんに戻ってくれて良かった。
おかえりなさい。あなた‥。
猗窩座の体は再生を止め、崩壊するのでした。
『鬼滅の刃』156話の感想・考察
156話は、ついに猗窩座との闘いが幕を閉じました。
炭治郎と富岡さんでボロボロになりながらもなんとか勝てましたね。
そしてやっぱり猗窩座が大好きになりました( ; ; )煉獄さんには申し訳ないですが沼にハマってしまいました。
毒殺なんかされず恋雪ちゃんと結婚して、慶蔵と3人で幸せに暮らして欲しかった( ; ; )
何はともあれ最後、お父さんと慶蔵と恋雪の3人としっかりお話しできて良かったですね。
猗窩座、感動をありがとう!
炭治郎と富岡もお疲れ様!
次回も乞うご期待です!