この記事では『鬼滅の刃』の100話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
『鬼滅の刃』100話のネタバレ
目覚めた炭治郎
鬼殺隊には、鬼との決戦後の剣士たちのサポートや、その他事後処理を行う、”隠”という部隊が存在します。
その隠の一人である後藤は、戦いで重症を負い、いまだ目覚めぬ炭治郎の病室に向かっていました。
ちなみに柱合会議で、気絶している炭治郎を柱の前で起こしたのも後藤です。
もうひとつちなみに、妓夫太郎と堕姫との戦いで、負傷した炭治郎、善逸、伊之助と、日の光が当たらないように、三人に囲まれ影の中にいた禰豆子も後藤が見つけました。
何かと縁がある炭治郎達と後藤。
後藤は、自分より若いのに、命をかけ戦う炭治郎達を尊敬していました。
その炭治郎が早く目を覚ますようにと、匂いに敏感な炭治郎に、高級のカステラをもってお見舞いに行きます。
炭治郎の病室のドアが開いているのに気付く後藤。
入り口の床には割れた花瓶と、炭治郎の横に座っているカナヲの姿が後藤の目に飛び込んできました。
後藤は、カナヲが割った花瓶の破片を、割れたまま放置しているカナヲに対し、ブツブツ嫌味を感じながら片付けます。
片付けた後、持っていたカステラを病室に置いておくと、カナヲに説明をする後藤。
すると、予期せぬ方向から返事が返ってきます。
それは言葉に力は入っていないが、しっかりと意識を取り戻していた炭治郎でした。
その炭治郎の横でカナヲはニコニコと笑っています。
炭治郎からの返事と、カナヲの笑顔に思わず持っていたカステラをベッドの布団に落とす後藤。
状況判断に一瞬時が止まった後藤でしたが、すぐに理解し、人も呼ばずボーっとしているカナヲに怒りを露わにしました。
炭治郎が意識を取り戻したことを報告しないカナヲに、今まで敬語で話していた後藤も、さすがにタメ口で罵声を浴びせます。
後藤の怒りにオロオロと慌てるカナヲ。
人を呼びに向かう後藤の背中にペコペコとお辞儀をし、カナヲは申し訳なさそうにしたのでした。
後藤に呼ばれ病室に駆け付けた、きよ、すみ、なほの三人。
三人は炭治郎が目覚めたことに大号泣し、ベッドを囲んで喜びます。
そしてもう一人廊下をばたばたと走る音が聞こえてきました。
その人物は、シーツにくるまったまま病室に飛び込んできた、アオイでした。
自分の代わりに任務に行った炭治郎が目覚め、ホッとしたのか、大号泣するアオイ。
声を荒げ泣くアオイに、カナヲはそっと背中をさすります。
病室に集合した人たちに、自分ために涙を流してくれたことに感謝をする炭治郎。
妓夫太郎達と死闘を繰り広げた、他の仲間たちの安否を炭治郎は聞きました。
善逸は戦いの翌日には目を覚まし、療養した後、今は任務に向かっていると後藤とすみが話します。
宇随は戦った直後、かなりの深手を負ったにも関わらず、嫁三人の肩を借り、自ら歩いていたそうです。
さすが柱だからなのか、宇随の頑丈すぎる身体に、さすがの隠の人たちも驚いたということでした。
二人が元気だとわかり安心する炭治郎。
最後の一人伊之助の安否を聞きます。
敵の毒を受け、呼吸法で止血するのが遅れてしまった伊之助は、炭治郎同様に危ない状況だったと説明するアオイ。
なら見間違いか、と言う炭治郎の目線の先には、なんと天井に張り付いた伊之助がいました。
病室にいる全員が上を見上げ、伊之助がいることに驚き、思わず悲鳴をあげてしまいます。
自分の存在に気付いた炭治郎を褒める伊之助。
そしてそのまま、炭治郎が寝ているベッドに降りてきました。
炭治郎より早く目覚めたことを威張る伊之助に、炭治郎は力なき声ですごいと褒めます。
そして軟弱野郎と炭治郎を罵る伊之助。
するときよが、伊之助の身体を分かりやすく説明するために、動物の図鑑を炭治郎に見せます。
毒に強い動物がいて、伊之助はその動物に似ているというのです。
その話にふふっと笑みをこぼす炭治郎。
俺は強いし死なないと威張る伊之助に、アオイは反論し、病室内で伊之助とアオイの口喧嘩が始まりました。
すると今まで黙っていたカナヲが口を開きます。
炭治郎が再度眠りについたので、二人の喧嘩をとめるためでした。
カナヲの珍しく大きな声に静まり返る病室。
みんなが無事で安心したのか、炭治郎は笑顔を浮かべたままの表情で眠りについたのでした。
鋼鐵塚が住む里
ケガも治り復活した炭治郎。
ベッドの上で、きよを持ち上げれるほど、力も回復していました。
任務に行っていた後藤のところにも、炭治郎が復活したという手紙が届きます。
喜ぶというよりは、驚異的な回復の速さに後藤は驚きでいっぱいでした。
伊之助が元気に任務に向かう中、炭治郎は体力を回復するためになほに手伝ってもらい柔軟に励んでいました。
そして思い出したかのように、自分の刀が届いていないかを聞く炭治郎。
すると、なほときよの様子が変わります。
焦っているのか、戸惑っているのか、どうにも複雑な表情です。
柔軟もひと段落し、炭治郎はきよから、鋼鐵塚から手紙が届いていると教えてもらい受け取ります。
手紙を読む炭治郎。
見た瞬間、炭治郎の顔は青ざめてしまいました。
なぜならその手紙には、刀を刃毀れさせた炭治郎に向けての、恨みのメッセージが綴られていたのです。
さすがにまずいと感じる炭治郎。
刀もまだ届いていないとのことでした。
どうしたらいいんだろうと悩む炭治郎に、きよからある提案をされます。
それは、鋼鐵塚が暮らしている里に出向いてみてはということでした。
後日、刀鍛冶の里に行く許可が下りた炭治郎は、隠の人に出迎えられていました。
深々とお辞儀をし、丁寧に挨拶をする炭治郎。
挨拶が終わると同時に、隠から布を渡されます。
なんだろうと不思議そうに渡された物を見る炭治郎。
それは目隠しと、耳栓用でした。
刀鍛冶の仕事は鬼殺隊の刀を作ることなので、鬼からの襲撃を受けないように、その刀鍛冶たちが住む里は、分からない場所に隠してあるというのです。
そしてそれは柱以外の隊員や隠にもその所在は明かされていません。
なので向かう最中に隊員たちにも里の場所を探られないように、目と耳を塞ぐのです。
ついでに炭治郎は鼻も利くので、鼻栓も追加で付けられました。
向かう際は、隠がおぶって行くというスタイルで、その隠も、里までの道に等間隔でスタンバイしているため、次の隠の場所に来たら、その隠に交代し、おぶられ向かいます。
そういうふうに巧妙に隠してある里なのです。
そして何度か繰り返したのち、炭治郎はとうとう里に到着しました。
目隠し等を外され、炭治郎の目に飛び込んできたのは、木造の家が立ち並ぶ広い里でした。
初めての建物や、温泉の匂いに思わず興奮し声を出す炭治郎。
炭治郎は長老の家の場所を教えてもらい、隠の人に感謝を表します。
そしてその炭治郎の声は、距離が離れた温泉にまで届いていたようで、ゆっくり温泉に浸っていた甘露寺の耳にも入ってきたのでした。
『鬼滅の刃』100話の感想・考察
ボロボロの戦いをした炭治郎が復活ですね!!
刺された顎は元に戻ったのでしょうか。考えるだけで痛そうでしたもんね。
でもどんなに重症でも死にさえしなければ、しのぶが治してくれるだろうという安心感があるので、まあ大丈夫でしょう!
そして次のステージは刀鍛冶の里ですね!!
雲隠れしている里にもしや鬼の襲撃があるのか、でも刀を持たない炭治郎は戦えるのか、そして久々の登場甘露寺蜜璃!
鬼が登場したら上弦でしょうし、初めて蜜璃の戦いが見れるのは、ワクワクしますね。
まだ先の読めない展開で目が離せません!
乞うご期待です!