この記事では『鬼滅の刃』の137話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
『鬼滅の刃』137話のネタバレ
鬼舞辻の襲来
ようやく自分の目の前に現れた鬼舞辻に少し興奮気味の耀哉。
側で座る妻のあまねに、鬼舞辻はどんな姿かと問います。
20代後半ぐらいの男性で、瞳は紅梅色、そして瞳孔は猫のように縦長です。
そう、あまねは答えました。
鬼舞辻は、千年もの間自分の邪魔をしてきた一族の長が自力で立ち上がることも出きなくなっている光景に、
心底興醒めした、何とも醜い、お前からは屍の匂いがする。と話します。
耀哉はそんな鬼舞辻の言葉に抗うよう、震え、血を流しながら体を起こすと、
医者から余命を告げられてもなお生き続けてこれたのは、君を倒したい一心からだ、と話しますが、
その儚い夢もこれまでだ、お前は今から私が殺す。と、鬼舞辻に言われてしまうのでした。
産屋敷一族
その儚い夢もこれまでだ、お前は今から私が殺す。
そう話す鬼舞辻に、耀哉は産屋敷一族がなぜ鬼を倒すことに力を注いでいるか、話しました。
私と君は千年以上も生まれた年が違うから血は近くないけれど、君と私は同じ血筋なんだよ。
一族から君のような怪物を出したせいで、私の一族は呪われてしまった。
生まれてくる子供は皆病弱。そしていよいよ一族が絶えかけた時、神主から助言を受けた。
「同じ血筋から鬼が出ている。その者を倒すことに心血を注ぎなさい。そうすれば一族が絶えることはない。」
その後、代々神職の一族から妻をもらうことにより子供も死にづらくなったが、それでも我が一族は誰も、三十年と生きられない。
耀哉が話し終えると、鬼舞辻は
反吐が出る。そんな事柄は何の因果関係もない。なぜなら、どれだけ人を殺しても私には何の天罰も下っていない。
と不敵な笑みを浮かべるのでした。
永遠とは
鬼舞辻は、あれ程目障りに思っていた耀哉を目の前にし、憎しみが湧かないことを奇妙だと感じていました。
むしろ、懐かしさや安堵感を感じる、と。
そんな時耀哉の2人の娘達が歌う”数え歌”が聞こえてきました。
無惨、君は永遠を、不滅を夢見ているね。
君は思い違いをしている。永遠とは、人の想いだ。人の想いこそが永遠で、不滅なんだよ。
にこやかにそう話す耀哉に、目つきを鋭くする無惨。
耀哉はにこやかな表情のまま話を続けます。
この千年間、子供たちは大勢死んだが鬼殺隊が無くなることはなかった。
その事実は人の想いが不滅であることを証明している。
そして無惨、君は幾度も虎の尾を踏み龍の逆鱗に触れている。
君が起こした虎や龍は、鬼殺隊の子供たちは、絶対に逃がすまいとずっと君を睨んでいるよ。
この人の想いと繋がりは、君には理解できないだろう。なぜなら君たちは、
《君が死んでしまえば全ての鬼が滅ぶんだろう?》
耀哉の最後の言葉に顔を強張らせ目つきをより鋭くした無惨は、黙れ、と言いますが、耀哉は気にせず話を続けます。
最後に一つだけ。鬼殺隊にとって私自身はそれ程重要ではないが、私の死が無意味なわけではない。
幸運なことに、鬼殺隊の子供たちには慕ってもらっている。つまり、私が死ねば今以上に士気が上がる。
耀哉の話が終わったことを確認し、顔の前に左手を近付ける鬼舞辻。
ありがとう。
耀哉は、長く話を聞いてくれた鬼舞辻にお礼を言いました。
キンキュウショウシュウーーーッ!!!ウブヤシキテイシュウゲキィ!!!
鎹鴉の伝令が響き渡ります。
額に汗をにじませ必死の形相で産屋敷邸へ向かう不死川。
伊黒、甘露寺、時透、胡蝶、富岡、そして炭治郎も向かいます。
(お館様‥!早く!速く!!間に合え!!!)
『鬼滅の刃』137話の感想・考察
137話では産屋敷一族と鬼舞辻の関係性が明らかになりましたね。
まさか同じ血筋だなんてびっくりです!
耀哉の娘たちが歌っていた”数え歌”にも何か意味がありそうですね。
そして今かなり危ない状況の耀哉ですが、炭治郎達は救うことができるのでしょうか??
耀哉は待ち望んでいたかのように鬼舞辻を迎えていましたので、もしかして何か策が‥?
どちらにせよ次も見逃せませんね!!
次回も乞うご期待です!