この記事では『鬼滅の刃』の99話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
『鬼滅の刃』99話のネタバレ
上弦の数字
猗窩座が童磨の顔を殴り潰したと同時に、気が付いたら猗窩座の腕も切られていました。
一瞬のことに目を見開き、状況の整理をする猗窩座。
そしてまたも気付かぬうちに、腕を切った張本人の黒死牟が猗窩座の横に立っていました。
上弦同士のやりあいに怯える半天狗。
黒死牟は猗窩座の横に立ち、次は殺す、とでも言っているかのように狂気に満ちていました。
黒死牟の行動に、童磨は猗窩座に潰された顔を再生しながら、大丈夫と笑顔を見せます。
童磨の為ではなく、上弦同士の戦いの無意味さを説く黒死牟。
十二鬼月同士の戦いは、正式に申し込めば可能だということを黒死牟は猗窩座に伝えます。
そしてその戦いは、下の数字の者が、上の数字の者に勝った場合、持っている数字を譲渡しなければならないのです。
黒死牟の話を聞き、童磨は笑顔で言います。
猗窩座が黒死牟と童磨に挑んでも数字を取ることができないと。
猗窩座が上弦になったタイミングを説明しながら、あざ笑ったような笑顔を見せる童磨。
猗窩座は静かに童磨の話しを聞いています。
黒死牟は童磨の話を遮り、今がどういう現状にあるかを猗窩座に理解させます。
猗窩座に威圧感を感じさせ、すごむ黒死牟。
今まで黙っていた猗窩座は、圧を放つ黒死牟に向かって、悪態をつきながら睨み付けます。
猗窩座の狂気を感じた後、黒死牟は一瞬でその場から消えたのでした。
黒死牟が去るのを静かに見ていた童磨と猗窩座。
残された猗窩座に童磨は話かけるも、猗窩座は話を無視し、そのままどこかへ飛んでいきました。
そして玉壺と半天狗は、琵琶の鬼の血鬼術でどこかに飛ばされます。
一緒に行きたいという言葉を無視された童磨はポツンと一人残りました。
童磨は琵琶の鬼に話しかけるが、そのまま元々いた空間に飛ばされます。
誰も相手にしてくれないため、不満をもらす童磨。
童磨のいる場所は、どこかの屋敷のようです。
極楽と書かれた札がたくさんかかっています。
そして童磨のいる部屋の襖が開き、人間が顔を見せました。
”教祖”と呼ばれる童磨。
側に置いていた帽子をかぶり、その顔からは笑みがこぼれ、食事を前にした子供のような表情をしていました。
先祖の記憶
花が咲き誇る日。
季節は春頃のようにも感じます。
縁側に座る一人の人物。
容姿は髪を後ろに一つ束ね、耳には花札のようなピアス、腕には赤ん坊を抱いていました。
お盆にお茶とおむすびを二つ乗せ、その人物の近づくのは、家の家主です。
縁側の人物は家主の客人でした。
抱いていた赤ん坊は家主の子供で、母親は畳に布団を引き眠っています。
家主は持っていたお盆を客人の近くに置き、子供を見ててくれたことに感謝を言い、そのまま抱っこを変わりました。
家主の顔は今の炭治郎にそっくりです。
子供を育てることの大変さを理解しているのか、客人は子守に慣れているようでした。
お茶を飲んだら家を出ると家主に伝える客人。
どうやら、長期か短期かの間、住まわせてもらっていたようです。
家主は出ていくことを反対します。
なぜなら客人は、家主夫婦を助けたことがあり、その恩義があったのです。
家主の言葉に耳を貸さない客人。
意思が固いことが分かった家主は、せめて客人のことを未来に残すと言います。
ですがその提案も断られました。
”炭吉”
客人は家主をそう呼びます。
”何も残さず、何も出来ない、価値のない自分を、素晴らしい人間だと思わないでほしい。”
そう言う客人の顔を炭吉は悲しそうな表情で見つめます。
客人の男は、額に痣があり、その表情は心をどこかに置いてきてしまったような顔をしていました。
炭吉と話す客人の表情がどこか寂しげで、もっと幸せを感じてほしいと願う炭治郎。
夢の中に登場してきた二人の人物のことを炭治郎は知りません。
ですが、寂しげな表情の客人に、炭治郎の目には涙がたまっていました。
そのままゆっくり目を覚ます炭治郎。
点滴を何本も刺して、包帯もグルグル巻きの状態で、ベッドに横たわっていました。
炭治郎は目を覚ましたものの、まだ意識が朦朧としています。
すると病室の入り口で何かが割れる音がしました。
そこにいたのはカナヲです。
カナヲは炭治郎の病室に飾る花を花瓶に生け、持ってきたところでした。
目を開けている炭治郎に驚くカナヲ。
それもそのはず、炭治郎は二か月もの間眠り続けていたのです。
少しだが受け答えもできる炭治郎。
カナヲは炭治郎が目覚めたことを喜び、その目にはうっすらと涙を浮かべるのでした。
『鬼滅の刃』99話の感想・考察
猗窩座の腕も簡単に切断した、強さと速さのある黒死牟。
上弦の壱ということは、上弦の中で一番強いということですよね。
恐ろしい奴が出てきましたね。
それにしても、炭治郎目覚めた時の、カナヲの表情がかわいすぎます。
嬉しそうに笑い、涙するなんて、以前のカナヲじゃ考えられなかったですもんね!
感情が少しづつ表に出せるようになったのは炭治郎のおかげなのでしょう。
さて次回は炭治郎復活編ですね!
上弦に勝つことができた炭治郎を鍛えるなら、やはり柱に指導してもらうのでしょうか。
またレベルアップする炭治郎が楽しみですね!
乞うご期待です!