この記事では『鬼滅の刃』の97話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
『鬼滅の刃』97話のネタバレ
ずっと一緒
妓夫太郎の心残りは、梅の存在でした。
兄妹として生まれなければ、妓夫太郎は思います。
いい店の子供として生まれれば。
暴力を振るわない、いい両親で育ったら。
位の高い家に恵まれたのならば。
梅だけは、もっと違う人生を歩めたのではないかと思う妓夫太郎。
妓夫太郎は、梅を育てたのは自分自身であることで、最終的に鬼になる道へと進んでしまったことを後悔していました。
そんなことを考えていた妓夫太郎。
気が付いたら真っ暗闇の中にポツンと立っていました。
地獄にきたと思う妓夫太郎。
すると突然、後ろから梅の声がしました。
振り返ると梅がいて、ここから出たいと妓夫太郎に訴えてきます。
妓夫太郎の前に現れた梅は、死んだ子供のころの姿をしていました。
その姿に驚く妓夫太郎ですが、梅の言葉を無視し、一人歩き出します。
そして、ついてくるなと梅に言いました。
なぜそんなことを言われたのか理解できていない梅。
妓夫太郎の背中を追います。
すると妓夫太郎から、より強い口調で来るなと叫ばれました。
妓夫太郎の大声に驚く梅。
一人遠ざかる妓夫太郎の背中を見て、涙を浮かべます。
梅は妓夫太郎に向かって叫びました。
醜いなんて言ってごめんなさい、許して、と。
負けた悔しさから、妓夫太郎に罵声を浴びせてしまったことを悔やんでいた梅は、何度も謝り続けます。
それを聞いてもなお、梅から遠ざかろうとする妓夫太郎。
自分と一緒に、また暗い道に進まないでほしいと願っていました。
離れようとする妓夫太郎を追いかける梅。
絶対に離すまいと、妓夫太郎の背中に飛び乗ります。
驚く妓夫太郎の背中で梅は叫びだしました。
”何度生まれ変わっても、二人はずっと一緒にいる”
”ずっと一緒にいるという約束を忘れないでほしい”
”約束”
その言葉で昔を思い出す妓夫太郎。
どんなにつらいことがあってもいつも一緒にいた、人間だった時の記憶が蘇りました。
梅の言葉に心を動かされた妓夫太郎。
飛び乗ってきた梅の足をしっかりと支え、背負います。
そして二人は歩き出します。
燃え盛る炎の先の、地獄に向かって。
運命が変わる前兆
崩れていく身体を手で包み込んでいた、炭治郎と禰豆子。
最後の破片は風でふわっと辺りに飛んでいきました。
もう一度仲のいい兄妹に戻ってほしいと願う炭治郎。
その言葉に大丈夫と言っているかのような表情を、禰豆子は炭治郎に見せました。
一方、倒れている宇髄のもとに、柱の伊黒が駆けつけていました。
上弦の陸を倒したことを褒めているのか、あまりの深手に呆れているのか、ネチネチと宇髄に向かって話します。
伊黒の態度に怒る須磨。
ですが伊黒の側にいる蛇に威嚇され、威勢のよかった須磨もビビってしまいました。
宇髄は、左目と左腕を失ったため、戦いからは遠のくことを伊黒に伝えます。
それは駄目だ、死ぬまで戦いをしろと要求する伊黒。
下が育たない現状で、煉獄に続き、宇髄までいなくなるのは、鬼滅隊にとって大きな痛手なのです。
ですが、その心配はないと笑顔を見せる宇髄。
伊黒は、その時初めて炭治郎達が死んでいないという事実を知るのでした。
産屋敷邸。
お館様は床についていたが、炭治郎達が上弦を倒した知らせを聞き、起き上がり笑顔を見せます。
ですが病気の進行は進んでおり、喜びも束の間、血を吐いてしまいました。
上弦を倒したという、長い間変わらなかった状況を覆す出来事が起き、お館様の興奮は止まりません。
産屋敷の一族である鬼舞辻無惨を、必ず自分の代で倒す、そう心に誓ったのです。
そのころ、無惨のアジトにきていた猗窩座。
突如として呼ばれる理由、それは上弦の鬼がやられた知らせでした。
『鬼滅の刃』97話の感想・考察
妓夫太郎、堕姫との戦い編完結です!!
とにかく二人の過去が悲しすぎて泣きました。
そして二人の兄妹愛が強くてさらに泣きました。
妓夫太郎、梅の二人は鬼になったからこそ、生きながらえることができたので、よかったのかもしれないと思ってしまいます。
いやでも、人を殺しまくるのは駄目ですね!!
お館様の想いはきっと炭治郎達の力になり、無惨を倒してくれるでしょう!
でも今回倒した二人は上弦でも陸なので、今後は今まで以上に熾烈な戦いを繰り広げることになるのかと思うと、ハラハラします。
順番的に次は上弦の伍が登場なのでしょうか!
乞うご期待です!