この記事では『鬼滅の刃』の168話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
『鬼滅の刃』168話のネタバレ
初見の柱
実弥は鬼狩りを始めて、自分の血が稀なんだと気付きます。
母が鬼になり、襲われた時の実弥の血で動きが遅くなったため、そのまま母を殺した実弥。
その頃の実弥は、鬼殺隊の存在も知らず、沢山の刃物を持って鬼と戦い、陽の光で殺していました。
危ない行動ではありましたが、生き残ってこれたのは、稀血のお陰であったのだと思い返す実弥。
そして鬼を追っていた時に出会った、鬼殺隊の粂野匡近に、育手を紹介してもらうのです。
しかし下弦の壱との戦いで、粂野匡近だけ死んでしまい実弥だけが柱になっていました。
そんな事を思い出しながら、技を出す実弥。
風の呼吸 陸ノ型 黒風烟嵐!!
傷だらけであるものの、素早く技を出してくる実弥を、今までの柱とは違うと感じる黒死牟。
実弥は出血を止めていますが、それは呼吸で凝固させているのか…
そして筋肉で臓器が飛び出ないように止めているのか…黒死牟にはどれも初見の事でした。
酔っている黒死牟ですが、その感覚でさえ楽しんでいる様子です。
実弥は振り下ろした刀を黒死牟に踏みつけられ、床に這う姿になってしまいます。
捨て駒
柱合会議に呼ばれた際、産屋敷に暴言を吐く実弥。
人が苦しんでいるのに笑っている奴が気に食わない、自分は何もせず高い所から指図する、そう思っていました。
隣にいた悲鳴嶼が、実弥の暴言を止めます。
しかし産屋敷は、大丈夫だと笑っています。
それも鼻につくと声を荒げる実弥は、
“隊員の事は捨て駒にしか思っていないのに、そんな奴が鬼殺隊のトップとはな”
武術も知らないんだろと、怒鳴ります。
それに産屋敷は、穏やかな顔で謝ります。不意をつかれたような顔になる実弥。
産屋敷は、刀を振ろうとすると脈が上がり、剣士にはなれなかった事を話します。
君たちのように人の命が守りたかったが、無理だったと謝る産屋敷。
隊員が捨て駒ならば、自分も捨て駒だと言う産屋敷。
それを聞いた実弥は、ふいに母を思い出し何も言えなくなりました。
実弥は柱合会議に初めて来たので、皆が善意で産屋敷をこのように扱っている事を知らなかったのです。
遺書
産屋敷は続けます。
匡近が死んですぐにこの場に呼んだ事を謝る産屋敷に驚く実弥。
産屋敷は、亡くなった隊員の名前や生い立ちを全て覚えている事を教えるしのぶ。
一緒に戦ってきた隊士の全員の名前は覚えていない実弥は、唖然とします。
鬼殺隊の子どもたちは遺書をかいており、そのどれもが似た内容で、匡近も同じだったと言う産屋敷。
そして匡近の遺書を実弥に渡します。
“自分の大切な人が寿命を全うするまで、笑顔で過ごせるように。例えその時に自分がいなくても、生きていて欲しい。”
匡近は失った弟と実弥を重ねていたように、実弥もまた玄弥の事を思います。
床に這う姿になった実弥の首を狙い、刀を振り落とす黒死牟。
スッと玄弥の銃で首を守る実弥。銃をドンドンっと撃ちますが、擦り傷しか負わない黒死牟。
月の呼吸 参ノ型 厭忌月・つがり!!
黒死牟の技から実弥を救ったのは、悲鳴嶼でした。
『鬼滅の刃』168話の感想・考察
実弥が鬼殺隊に入れたのは、匡近のお陰なのに、柱になれたのは実弥だけ…。
一緒に下弦の壱と戦って倒せたのに、匡近が亡くなってしまう辛い過去がありましたね。
そういう鬼殺隊の隊士たちの名前や生い立ちまで全て覚えている産屋敷様には、本当に頭が上がりませんよね!
こういう人だからこそ、隊員たちも産屋敷様を慕って敬えるんでしょうね!
そして遺書も素敵でした…。自分の事より誰かを想って戦い、命を懸けて生きる姿は本当にカッコいい存在です!
この戦いも頑張って無事に生き延びて欲しいものです!
悲鳴嶼も加わってくるもたいなので、更に見応えのある戦いになっていきそうですね!
次回も楽しみにしましょう〜!