この記事では『鬼滅の刃』の87話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
『鬼滅の刃』87話のネタバレ
宇髄の才能
泣きつかれて寝ている禰豆子を箱に入れる炭治郎。
はぁはぁと息を切らしていますが、
まだ戦えると、戦線に復帰しようと宇髄の元に向かいます。
場面は妓夫太郎対宇髄。
妓夫太郎は、宇髄が今まで殺してきた柱と違うと言います。
選ばれた才能を持っていて、生まれたときから特別だったんだろうと、
一刻も早く死んでもらいたいと呟きます。
それを聞いた宇髄は、
俺程度を見て才能があるというお前は、本当に幸せなやつだ、
こんな吉原に閉じ困っているから視野が狭くなる、
鬼殺隊には、もっと凄い才能を持った奴らがたくさんいて、
入隊して2ヶ月で柱になるような奴もいる
と吐き捨てるように言います。
そして、これまで助けられなかった命が山程あると自責を込めて吐き捨てます。
宇随は、頭の中で煉獄を思い出し、立派な柱だったと回顧します。
宇髄の過去、産屋敷の優しさ
妓夫太郎は、才能がないなら、自分の血鎌を食らって、
猛毒が体に回っているにも関わらず、まだ死なないのはおかしいと苛立ちます。
しかし、宇随は忍びの家系のため、毒に耐性があるのです。
忍は江戸時代で完全に滅んだわけではありませんでした。
忍はたしかに存在して、宇随の兄弟は9人いました。
しかし、戦いで次々に戦死していきました。
宇随の父はあせり、厳しい訓練を宇髄たちに課しました。
ついに生き残ったのは、宇髄と弟だけになりました。
弟は、父と同じ考えで、部下は駒、妻は跡継ぎを産めば死んでもいいと思っています。
そしてひたすら無機質です。
宇髄はそんな父や弟になりたくないと思って、妻たちと鬼殺隊に入ります。
そして産屋敷との回想に入ります。
辛いね、宇髄。
宇髄に対して、産屋敷は優しく声をかけます。
自分のルーツである忍の生き方と否定しながら生きるのは辛いことだと
産屋敷は宇髄を労ります。
そして矛盾を心に抱えながらも人を助けるために鬼殺隊として戦う宇髄に感謝します。
宇髄は、むしろ自分の心を理解してくれる産屋敷に自分のほうが感謝し尊敬していました。
総力戦、スタート
宇髄の回想は終わって、再び妓夫太郎&堕姫対宇髄。
妓夫太郎は、ふらつく宇髄を見て、やはり毒が効いてきていると語ります。
宇髄は、全然効いていない、絶好調で天丼が100杯食えると強がります。
攻撃を仕掛ける宇髄。堕姫を蹴り上げ、
まずは、妓夫太郎と堕姫を分離させます。
挟み撃ちにあいそうになったところを、宇髄は、爆薬を両方に投げつけます。
堕姫は帯でその爆薬に触れてしまい、それぞれ爆炎にさらされます。
宇髄の爆薬は、触れただけで爆発し、鬼の体をも破壊する威力を誇ります。
妓夫太郎は爆薬は回避しましたが、宇髄の日輪刀が首に迫っています。
ギリギリで血鎌で宇髄の日輪刀を退け、なんとか首筋にかすり傷を追っただけでしのぎました。
宇髄は、こっちは仕留め残ったと残念がります。
一方で、堕姫は再度首を切られて喚いています。
妓夫太郎は、宇髄が秘密に気づいていると疑います。
それでも、宇髄がくらった猛毒は、どんどん体内に巡っているので、
じわじわと自分たちの方が有利になっていると気にしません。
その時、それはどうかな、と言いながら、
ついに、伊之助と善逸が到着しました。
そして、
炭治郎も、宇髄の前に、軽やかに飛び降りながら登場しました。
『鬼滅の刃』87話の感想・考察
ついに宇髄、炭治郎、伊之助、善逸が揃いました。
鬼の方も、妓夫太郎と堕姫という全容が明らかになったので、
これで本当の勝負が始まる感じです。
宇髄は忍とは分かっていましたが、父と弟との関係は少し暗いものでした。
それだから故に、嫁を何人も抱えて、男気のある態度を見せているのだと思います。
妓夫太郎が懸念するように、宇髄は何か秘密に気づいているようです。
おそらく宇髄は、妓夫太郎と堕姫の首を同時に切ることで、倒せると思っているようです。
果たしてそれが正解か。
到着した炭治郎たちと一緒に攻撃することで、可能になるような気がします!