この記事では『鬼滅の刃』の143話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
『鬼滅の刃』143話のネタバレ
怒り
幸せの道はずっと遠いところまで続いているって思い込んでいた。
破壊されて初めて、その幸せが薄っぺらい硝子の上に乗っていたものだったことに気付く。
そしてあの時自悲鳴嶼さんに救われたように、まだ破壊されていない誰かの幸せを守りたいと思った。
鬼を一体でも多く倒して私たちと同じ思いをさせない、そう、姉さんと約束した。
力が弱くて鬼の頸が切れなくても、鬼一体なら何十人。上弦を倒せば何百人もの人を助けられる。
できるできないじゃなく、やらなきゃならないことがある。
炭治郎君、前にあなたが言っていた通り、私はずっとずーっと怒ってますよ。
親を殺され、姉を殺され、カナヲ以外の継子も殺された。
ほんと頭にくる。ふざけるな。そしてなんでこいつは毒が効かないのよ。馬鹿野郎。
童磨を天井に追い詰め毒を頸に打ち込んだしのぶでしたが、一度は効いたかと思えた毒はすぐに消えてしまいました。
大きく目を見開きニヤッと笑う童磨。
刀を刺した後そのまま天井を向いた状態で落下していたしのぶを、氷のつるのようなもので再び自分がいる天井へ引っ張り上げます。
そしてガシッと抱き寄せ、泣きながら、えらい!こんなにか弱いのによく頑張った!最後に言い残すことはあるかい?と言いました。
そんな童磨にしのぶは、こう言います。
地獄に堕ちろ。
サイン
しのぶが放った言葉と同時に、部屋の扉が勢いよく開きました。
師範!!!!
扉を開けしのぶをそう呼んだのはカナヲです。カナヲに気付いたしのぶは、指で何かを示しカナヲに伝えます。
そしてゴキッという鈍い音が部屋中に響き、しのぶが握っていた刀が床に落下しました。
怒り狂い、うわあああと叫びながら距離を詰めるカナヲ。
《花の呼吸 肆ノ型 紅花衣(べにはなごろも)》
童磨がいる天井に向けて技を繰り出しますが、童磨は素早く橋の上に回避します。
危ないなあ。吸収してるんだから斬りかからないでおくれよ。
童磨の体を見ると、先ほどまで抱きかかえられていたはずのしのぶの体が吸収されている途中でした。
震えながら今にも爆発しそうな怒りを堪えるカナヲ。
いやあそれにしても今日は本当に良い夜だねぇ。次から次へとご馳走がやってくる。
童磨は不敵な笑みを浮かべながら、しのぶの髪飾りを舌で舐めるのでした。
兄弟子
探していた気配の元へたどり着いた善逸。
そこにいるんだろ。出てこい。と呼びかけると、閉じていた襖がサーっと開きました。
そして開いた襖の部屋の中から、声が聞こえてきます。
兄弟子に向かってその口の効き方はいけねえな。相変わらず貧相な風体だぜ。久しぶりだなァ、善逸。
出てきたのは、鬼殺隊の隊服を身にまとい刀を持った若い男の鬼でした。
その眼には”陸”と刻まれています。
獪岳、鬼になったお前はもう俺の兄弟子ではない。
善逸は鋭い目つきで、そう言うのでした。
『鬼滅の刃』143話の感想・考察
143話は、(蟲柱)胡蝶しのぶvs(上弦の弍)童磨の闘いが幕を閉じ、新たにカナヲが登場しました。
そして善逸vs(上弦の陸)獪岳の闘いも次回から始まりそうです。
これからどんどん闘いの激しさが増していきそうですね!!
カナエさんとしのぶさんがどちらも倒せなかった鬼、童磨。果たしてカナヲは勝てるのでしょうか…?
実力的に考えるともしかしたら1対1ではなく、カナヲ側に加勢が加わりそうな気もします。
そしてようやく善逸が探していた相手が登場しましたが、どうやら人間時代は兄弟子だったようですね。
獪岳という名前は初めて聞きますが、兄弟子ということであれば、かなり前の回想シーンで登場し善逸に桃を投げつけていた、あの人でしょうか?
次回も乞うご期待です!