この記事では『鬼滅の刃』の115話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
『鬼滅の刃』115話のネタバレ
玄弥の母親
玄弥の母親は小柄な人でした。
早い段階で、すでに背を抜かしていた玄弥。
朝から晩までよく働き、玄弥は母親が眠る姿を見たことがありませんでした。
玄弥の父親はろくでもない父親で、よく母親や玄弥たちを殴っていたので、刺されて死んだのは自業自得です。
あんなに小さな体で父親の暴力から玄弥たちをいつも守ってくれました。
鬼になった母親
ある日、留守番をしている玄弥と弟妹5人。
母親の帰りが遅く心配になり、実弥が探しに行っていました。
もう夜明けが近く、弟妹たちは不安気にしています。
玄弥も一番小さい乳飲み児をあやしながら、母と兄の帰りを待ちます。
突然、ドアをドンドンと叩く音が響きました。
弟妹たちはお母ちゃんか帰ってきた!と喜んでドアに走ります。
玄弥が母親じゃないかもしれないから開けるな!と叫びましたが、開けてしまいます。
血しぶきと共に飛び上がる弟妹たち。
玄弥は動く余裕もありませんでした。
天井に張り付く異様な影を見て、獣?野犬?いや、狼だ!と思う玄弥。
その獣が玄弥に襲いかかる寸前、実弥が飛び込んできました。
玄弥に逃げるように叫び、その獣を捕まえて外に飛び出す実弥。
弟妹に傷口を押さえろと言って、玄弥も実弥の後を追います。
母親を殺した兄
追いつくと、返り血を浴びた実弥と横たわる着物の女性。
よく見るとその女性は母親でした。
もう息をしていない母親を抱き上げ泣き喚く玄弥。
わけがわからず、ただ人殺し!と叫んでいました。
その時のことを謝りたいと思う玄弥。
酷いことを言ってしまった。
弟妹もすでに冷たくなり、狼だと思っていたのは鬼になった母親でした。
兄は夜が明けて、明るくなってから弟妹を襲った鬼が母親だと知りどんな気持ちだったのか。
最愛の母親を殺し、鬼から守ったはずの弟からは人殺しと罵倒されどんな気持ちだったのか。
父親が刺されて亡くなった時に、2人で家族を守ろうと約束したのに。
謝れないまま死んでしまうことを後悔する玄弥。
柱にならないと柱に会えないのに、呼吸も使えない自分には無理だったと諦めます。
兄に愚図なんだから、鬼殺隊なんかやめろと言われた日を思い出しました。
俺に弟はいないと突き放された日を。
炭治郎の言葉
喜怒哀楽鬼の槍が頸にザクッと刺さる感触を感じる玄弥。
その時、炭治郎が助けに入ります。
諦めるな!と叫ぶ炭治郎。
もう一回頸を斬るんだ!と伝えます。
柱になるんだろ!不死川玄弥‼︎と。
炭治郎の背後に喜怒哀楽鬼が!
身動き出来ず攻撃をかわせない炭治郎。
技を出され、攻撃を食らってしまったと歯を食いしばる炭治郎ですが、体に衝撃がありません。
振り返ると、玄弥が槍の攻撃を受けて体のあちこちに穴が空いていました。
玄弥‼︎と驚く炭治郎に、俺では頸が斬れないと言う玄弥。
今回だけお前に譲るから頸を斬ってくれと炭治郎に頼みます。
玄弥の想いを受け取り、小さい鬼を追いかける炭治郎。
見つけた!と赤く燃える刀を頸に当てると、その鬼は凄まじい悲鳴をあげました…。
炭治郎に頸を斬るのを託した玄弥!
炭治郎に言われた言葉が何かを変えたのかもしれません!
『鬼滅の刃』115話の感想・考察
玄弥の家族のことが描かれていましたね。
毎度のことですが鬼に家族を殺された描写は本当に辛いです。
しかも、それが実の母親が鬼になったなんて!
考えただけでも悲しくて胸が苦しくなってしまいました。
実弥は家族を守ろうと鬼を斬っただけですが、それが母親と知ってどんな気持ちだったのでしょうね?
それを玄弥に見られて、人殺しと言われて…。
私たちの想像を超えた壮絶な感情がきっと渦巻いたに違いないと思います。
玄弥は柱になって、人殺しと言ったことを謝りたいと思っていますが、きっと実弥はそんなことで怒ったりしてないと思います。
炭治郎が助けに入ったおかげで、頸を斬られずにすんだ玄弥。
炭治郎を庇って穴だらけになりましたが、生きていて良かったです!