この記事では『鬼滅の刃』の105話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
『鬼滅の刃』105話のネタバレ
小鉄復活
炭治郎の一撃で、頚から上が崩れた絡繰人形。
なんとその人形の中から、一本の刀が出てきたのです。
突如として現れた刀に驚く炭治郎と小鉄の二人。
絡繰人形が作られたのがもう何百年も前の話なので、その時から身体の中に入っていたのではないかと小鉄は推測します。
そんな古い刀を目の前にし、炭治郎と小鉄は興奮し、うまく呼吸ができません。
興奮状態のまま二人は話します。
刀を見つけたのは炭治郎だからと、小鉄は炭治郎に使ってほしいと言いました。
ですが、発見できたのは偶然なのでもらえないと拒否をする炭治郎。
その後誰が所有者なのかを、おさまりきらないニヤけた顔で、興奮し落ち着かないのか組体操をしながら話します。
そんなおふざけがありながらも、とりあえず刀を鞘から抜いてみようということになりました。
緊張もしつつ、でもわくわくしながらゆっくりと刀を抜きます。
出てきた刀は錆びた状態でした。
それもそのはず、何百年と人形の中に置いてあった刀なので、刀身がきれいなままな訳がなかったのです。
期待を大きく持ってしまった二人は、錆びた刀を見て、落胆しました。
考えればわかることだったのに、一緒に盛り上がってしまったことを小鉄は炭治郎に謝ります。
気にしていないと笑顔で言う炭治郎。
ですがその言葉は震え、ボロボロと泣いています。
顔で言っていることと、口で言っていることが正反対な炭治郎の様子を見て、謝りながら焦る小鉄なのでした。
炭治郎と小鉄は森の奥から、何かがこっちに近づいてくる音に気が付きました。
足音なのか、強く踏みしめられた音です。
そしてその音と一緒に近づいてくる影がいます。
現れたのは、ひょっとこの面をつけ、上半身は裸で、すさまじい筋肉を身にまとっている男の姿でした。
男のなんともいえない強そうなオーラとその姿に驚き、声を荒げる炭治郎と小鉄。
最初は誰だか分からなかったものの、その人物が鋼鐵塚だと気づきます。
そして鋼鐵塚は、炭治郎と小鉄が見つけた刀を、持ち去ろうとしてきました。
鋼鐵塚の行動が掴めない炭治郎と小鉄は、取られそうになっている刀を守ります。
一つの刀を三人で掴んだ状態が続きます。
なぜ鋼鐵塚が刀を持ち去ろうとするのか、理由を聞いても、理由らしい返事は返ってきません。
そんな言い合い大会を繰り広げる三人でしたが、とうとう鋼鐵塚がしびれをきらしたのか、刀を握っている手に最大級の力を込め、刀を振り舞わし炭治郎と小鉄を引き離したのです。
思いっきり刀を振り回され、手を離してしまい、地面に倒れる炭治郎と小鉄。
無理やり刀を奪おうとする大人げない鋼鐵塚の行動に、さすがの炭治郎も困り顔でした。
すると、どこかで見ていたのかひょっこりと鉄穴森が姿を現します。
鉄穴森は鋼鐵塚の弱点であるわき腹をくすぐり、鋼鐵塚を笑わせ、その後再起不能にしました。
弱点を責められたせいか、ぐったりと地面に突っ伏し動かない鋼鐵塚。
そんな鋼鐵塚を誰も心配する様子もないまま、鋼鐵塚が今までどこにいたかを鉄穴森は炭治郎達に説明します。
鉄穴森がいうには、炭治郎の刀を次は絶対折れることなく戦えるようにと、山で鍛錬をしていたとのことでした。
鋼鐵塚のあのムキムキの肉体にはそういう意味があったのです。
自分のために頑張ってくれている鋼鐵塚に感動する炭治郎。
実は鋼鐵塚自身も、炭治郎の刀をずっと打たせてもらえることに喜びを感じていたのだそうです。
そんな会話を繰り広げていたら、鋼鐵塚がくすぐり攻撃の余韻がやっとなくなったのか、身体を起こし復活しました。
そして、絡繰人形から出てきた刀を持っていこうとした理由を話します。
要は、錆びた刀を鋼鐵塚の技術で、もう一度使えるようにするというのです。
鋼鐵塚は燃えるような闘志を身にまとっています。
そんな鋼鐵塚に、相変わらずの毒舌っぷりを見せる小鉄。
一瞬にしてその闘志は小鉄の首根っこを掴む方に注がれたのでした。
炭治郎の修行
翌日。
炭治郎はおせんべいを食べながら、小鉄や鋼鐵塚との出来事を話します。
刀を研ぐのに時間がかかるらしく、もう2~3日、里での滞在が延びた炭治郎。
その間に、鋼鐵塚の様子も見に行きたいと思う炭治郎は、行ってもいいかを部屋の主に質問しました。
その部屋の主とは、不死川玄弥。
なんと炭治郎は、まあまあ嫌われているであろう玄弥の部屋に訪れ、当たり前のようにおせんべいを食べながら、当たり前のように会話をしていたのです。
そんな炭治郎の様子に苛立つ玄弥。
罵声を浴びせ、部屋から出ていかせようと促します。
怒られたことに驚く炭治郎。
玄弥は炭治郎に向けて苛立つ感情を抑えることができません。
すると炭治郎は玄弥のある部分に違和感を覚えました。
歯です。
以前温泉で玄弥の歯が抜けているのを見ている炭治郎。
まだそんなに月日は経っていないのに、玄弥の歯は、すでにきれいに生えています。
不思議そうに玄弥に聞く炭治郎。
玄弥は一瞬口を閉ざします。
そして気のせいだと炭治郎に玄弥は言いました。
ですがまさかの、炭治郎は温泉で飛んできた玄弥の歯を、返すつもりで大事に持っていたのです。
炭治郎の手のひらに歯がのせてあり、その手を差し出される玄弥。
気持ち悪いと炭治郎の行動に玄弥は引きます。
そして半ば強引に部屋から追い出される炭治郎。
イライラしている理由は空腹からなのかと、お門違いなことを想像するのでした。
その夜。
一人の里の人間が、温泉からあがり夜道を歩いています。
すると目の前に、大きな壺があるのを発見しました。
道の真ん中にある壺を不思議そうに見つめ、場所を移動させようと手を伸ばします。
手が壺に触れようとしたその一瞬、その人物は壺の中に引き寄せられたのです。
引きずり込まれる肉体は、壺の大きさに合わせ骨をくだかれ、あっという間に飲み込まれました。
人間を飲み込んだ壺は、ゴトゴトと動き、そのまま倒れます。
壺が倒れたのと同時に中から大量の液体が出てきて、先程飲み込んだ人間がその液体に絡まり溶けた状態で排出されました。
その後、液体をすべてを出し切った壺から出てきたのは、上弦の伍の玉壺。
なんと鬼殺隊でもほとんど知らないであろう、刀鍛冶の里をまんまと見つけていたのです。
そしてそこにはもう一人、上弦の肆の半天狗の姿もありました。
鬼殺隊の武器である、刀を作る里を襲うためにやってきた、二人の鬼。
そんなことを知る由もない炭治郎は、静かに眠っているのでした。
『鬼滅の刃』105話の感想・考察
ついに!ついに鬼が登場しました!
上弦の肆と伍との戦いの火蓋が切られたといことですね!
この二人にはどんな能力があるのでしょうか。
いやでも、炭治郎は刀はそもそも持っているのでしょうか。
予備で小鉄から何かを受け取っていたらいいのですが。
鋼鐵塚さん急いで~!!
次の回からは、上弦との戦いが繰り広げられるでしょう。
おそらく時透と炭治郎の戦いになるかと思います。
時透がどんな思いで鬼殺隊に入ったかも、作中で分かると嬉しいなと感じます。
乞うご期待です!