この記事では『鬼滅の刃』の135話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
『鬼滅の刃』135話のネタバレ
岩を動かした炭治郎と伊之助
玄弥に教えてもらった「反復動作」は全ての感覚を一気に開く技だそうです。
全集中とは違って、呼吸を使えない玄弥でもできるものです。
悲鳴嶋さんと玄弥はこの動作をするときに、怒りや痛みの記憶を思い出すそうです。
それで心拍と体温を上げていると教えてくれました。
そんなことを玄弥と色々話していると、もしかしたら炭治郎の痣の出た状態はそれと同じなんじゃないかと玄弥。
でも、悲鳴嶋さんにも玄弥にも痣はないので、首をひねる炭治郎たち。
「反復動作」をすると一瞬で集中を高められました。
炭治郎が「反復動作」のときに思い浮かべるのは、まず家族のこと、そして煉獄さんの“心を燃やせ”という言葉です。
初めのうちはうまくできませんでしたが、だんだんとコツをつかみ、何度も何度も繰り返していると、だんだんと岩が動かせるように。
ズズズズと動いた岩を見て、イッタアアア!!と雄たけびをあげる善逸。
伊之助も負けた!と悔しがっています。
岩が動いても、押すのをやめない炭治郎。
まだだ、少しでも気を抜いたら押し負ける。
一秒でも長く、岩を押すんだ!!
足腰も使うんだ!と自分を鼓舞して岩を押す手に力を入れました。
それを見て、伊之助も天ぷら!天ぷら!!と反復動作の記憶を思い出します。
猪突猛進!と岩を押すと、ズズッと岩が動きました。
木の陰からその様子を見ている善逸。
伊之助も岩動かしちゃったじゃん!あと俺だけじゃん!最悪だ!!
すると足元でチュン太郎が手紙をつかんでチュンチュン言っています。
何…?手紙…?
炭治郎の素直さに行冥は?
岩の横でヒーヒーと苦しそうに息をして座っている炭治郎。
岩を一町動かせたぞ!これで悲鳴嶋さんの訓練も終了だ…!!
ハア…ハア…と息をしていると体の力が抜けてズルズルと倒れていきます。
やばい…脱水症状だ…このままだとやばい…。
善逸…伊之助…村田さん…!!
ざっと人の足が顔の横に現れました。
上から大量の水を炭治郎の顔めがけて流してくれます。
あ、悲鳴嶋さんだ!!よかった、助かった!!
よく見ると、南無阿弥陀仏と言って涙を流している行冥。
えっ!?俺、死んじゃったの?とびっくりして起き上がり、生きていることを確認する炭治郎。
ありがとうございます!とお礼を言うと、まだ水を与えられます。
岩の訓練も終え、里での正しき行動、私は君を認めよう…と行冥。
里?ガフッ…水…ゴフッ…もう大丈夫…ゴブッ…です、と炭治郎。
君は刀鍛冶の里で、妹の命より里の人間の命を優先したと言って、炭治郎に水を渡します。
それは…と答えようとすると、恥じるな、君は剣士の鑑だ、自分の行動を誇ればいいと手を合わせます。
炭治郎は、決断したのは禰豆子であって、俺ではないときっぱり言います。
俺は決断ができず、危うく里の人を助けられないところでしたと。
だから認められたら困ります。
それを聞いて、行冥は思います。
子供というのは、純粋無垢であり、弱くてすぐに嘘をつき、残酷なことも平気でする我欲の塊だ。
しかし、この子供はどこか違う…。
行冥の辛い過去
いつも間違いのない道を進みたいと思っていますが、先のことはわからないと炭治郎。
いつだって誰かが助けてくれたから、道を間違わずにすんだけど、簡単に認めないでください!と頭の中身もカチコチです。
訓練のお礼を伝えると、行冥は誰がなんと言おうと、私は君を認めると言いました。
どうしてですか?と戸惑う炭治郎。
行冥は昔の話を始めます。
お寺で身寄りのない子供たちと暮らしていたとき、血の繋がりはないけれど、仲良く家族のように暮らしていたこと。
ところが、ある日、言いつけを守らず日が暮れても寺に戻らなかった子供が、鬼と遭遇した。
その子供は、自分が助かるために、寺にいた私と子供8人を喰わせると約束したのだ。
鬼の嫌がる香炉消して、鬼を招きいれすぐに4人殺された。
残った4人守ろうとしたが、3人は私の言葉は聞かず、勝手に逃げようとした。
当時の私はやせ細っていて、気も弱かった、目も見えない大人は役に立たないと思われたのだろう。
悲鳴嶋さん、目が見えないんだ…!!と思う炭治郎。
私の言うことを聞いてくれたのは、一番小さい沙代だけだった。
逃げた3人は暗闇の中、喉を切られて死んだ。
私は、沙代だけは守らなければと鬼と戦った。
今でも、あの生き物を殴る気色悪さは忘れられない。
全身の力を込めて振るった拳は、自分でも驚くほどの威力だった。
鬼に襲われていなければ、私は一生自分が強いということを知らなかっただろう。
世が明け、駆けつけてきた者たちに沙代はこう言った。
みんなあの人がやったの、あの人は化け物、みんな殺したと。
そんな…と驚愕する炭治郎。
まだ、幼い子供だったのだ、混乱したのだろう。
鬼の屍は塵となって消え、子供だちの亡骸だけがその場に残っていた。
私は殺人の罪で投獄された。
お館様が助けてくれなかったら、私は処刑されていただろう。
それからの私は疑り深くなってしまった。
もちろん、君のことを疑っていたし、普段どれほど善良な人間でも土壇場では本性を現す。
でも、君は逃げたりせず、嘘はつかず、素直でひたむきだった。
君は特別な子供だ。
大勢の人間を心の目で見てきた私が言うのだから、絶対だ。
君が道を間違えぬようこれからも手助けしよう…。
頑張ります…と涙を流す炭治郎。
ウウッ…と泣いている炭治郎の頭をわしわしと撫でる行冥。
ヘヘッと笑った炭治郎と、沙代の姿が重なりました。
私の訓練は完了だ…よくやり遂げたと微笑む行冥。
『鬼滅の刃』135話の感想・考察
玄弥に教えてもらった反復動作でついに岩が動かせましたね!!
それを見て伊之助も動かせちゃって、本当に伊之助は負けず嫌いなんだと確信しました。
反復動作で、炭治郎が思い浮かべるのは家族や煉獄さんで、伊之助はきっと藤の花のおうちで出してもらった天ぷらでしたね。笑
本当に、人柄がよく出ています。
善逸はそれを見て、焦っていましたけど、何か手紙をもらったようで?
その後、岩を一町動かせた炭治郎は、脱水症状になって悲鳴嶋さんに危ないところを救われました。
里でも行いを褒められて炭治郎は、素直に自分の決定ではないと伝えます。
ここが炭治郎の強さですよね。
見習わなければいけません!!
炭治郎を普通の子供ではないと感じた行冥が、自分が鬼殺隊に入る前の出来事を話てくれました。
そして、炭治郎道を間違えないよう助けると約束してくれて、感動しかなかったです。
いつか沙代ちゃんと会えるといいなって思いました。