進撃の巨人の主要メンバーであるミカサは、戦闘能力が高いというだけでなく
エレンへの思いや頭痛持ちで有名です。
そんなミカサの頭痛の意味とはなんだったのでしょうか?
そこでこの記事では、
- ミカサの頭痛の伏線は回収されたのか
- ミカサの頭痛の理由はなぜなのか
- ミカサの頭痛は、伏線と言えるのか
以上を考察していきたいと思います。
目次
ミカサの頭痛の伏線は回収された?
特定の部分でミカサは頭痛に悩まされていましたが、物語の最終回で理由は明かされたのでしょうか?
結論から言いますと、
ミカサの頭痛の伏線は
回収されていません。
現実ではない映像を見ているような描写があることで
ループ説や、アッカーマン一族の能力による頭痛ではないかと考えられてきました。
しかし様々な憶測が飛び交う中、原作最終回では、最後までミカサの頭痛の理由は分かりませんでした。
ただ、原作の中でループした場面と断定できるものや、アッカーマン一族特有の能力が発動した場面もない。
では、ミカサの頭痛がアッカーマン一族の何かに対する反発などではなく
ただミカサ本人のストレスによるものならばどうでしょう。
ミカサの頭痛の理由を過去の描写を踏まえながら、考察していきましょう!
ミカサの頭痛の理由はなぜ?(考察)
頭痛の正体は、能力説やループ説を否定した、ストレスによるものと踏まえた上で、
以下のシーンから頭痛の理由を考察していきましょう。
まず、ミカサがストレスにさらされると頭痛が起きる理由は2つあります。
- 両親が殺害される悲劇
- 大事な人を失う苦しみ
次に、ストレスによる頭痛だと考える根拠を三つ挙げます。
- アルミンに対しての頭痛
- 過去を思い出したことでの頭痛
- 失恋による頭痛
以上について詳しく解説していきます。
両親が殺害される悲劇
まず初めに、ミカサとエレンが出会ったシーンが描かれている第2巻です。
両親が殺された後、誘拐されたミカサが初めて頭痛に襲われているシーンが描かれています。
エレンに言われて二人で犯人を殺害しますが
この時からミカサは普通の女の子ではなくなったと言えますね。
ミカサはマフラーを巻いてくれたエレンに笑顔を向けますが
両親が殺害される悲劇はミカサにとって非常にストレスの大きい出来事であったでしょう。
大事な人を失う苦しみ
2つ目はミカサが頭痛に襲われたのは、エレンを殺害されたと思った時や、誘拐された時でした。
幼少期の頃から好きだったエレンが女型の巨人に襲われた時や、ライナーたちに誘拐されたという衝撃のシーンで
ミカサは眉を顰めて頭痛に耐えています。
これは両親やカルエラのような、大事な人が死んでしまった時の辛さや苦しみによるストレスの頭痛とも取ることができますね。
大事な人を失った苦しみによる頭痛。
つまり、ストレスがあると頭痛が起きるという証明は、いくつかあります。
証拠1:アルミンに対しての頭痛
1つ目は、21巻でアルミンがベルトルトにやられたシーンにありました。
かけがえのない友人であるアルミンが亡くなるかもしれないシーンで、どうして頭痛が起ったのでしょうか。
アッカーマン一族への反発による頭痛ならば、エレンの窮地でしか頭痛は起きないはず。
それなのに アルミンが亡くなるかもしれない場面で頭痛が起ったのは、やはり自分によって大事な人を失うことへの苦しみによるものだと考えられます。
証拠2:過去を思い出したことによる頭痛
2つ目は、新兵ルイーゼとの会話で両親が死んだときのことを思い出したことです。
この時の描写では
エレンのことを聞かれてエレンが人を殺害する姿を思い出している場面が描かれていた故に
エレンに関して頭痛が起こっているようにも捉えられます。
ですが、両親を失った直後に、目の前で人が殺されるというシーンを思い出して、頭痛に襲われただけとも考えられます。
証拠3:失恋による頭痛
3つ目は、エレンからアッカーマン一族のことを聞いた時です。
エレンは、ミカサが本来の姿でないことによって頭痛が起きていると言いました。
そしてその後、ミカサは頭痛に襲われます。
しかし、抵抗するから頭痛が起きるのだという前に
エレンはミカサの恋心を一族の習性によるものだときっぱり言い張りました。
これを現実に置き換えて考えてみると、大好きな人に、その気持ちは偽物だと言わるのと類似していますね。
そのため、ミカサの頭痛は、ストレスを受けたり
窮地を救ってくれた大好きなエレンが危機にさらされると、起るのではと考えられます。
ミカサの頭痛は伏線と言えるのか?
32巻でジークが、「アッカーマン一族が頭痛に襲われるとは聞いたことがない」と、エレンに話していました。
それをエレンは、黙ったまま聞いています。
では、先ほど考察したようにミカサの頭痛がストレスなどによるもので、
一族とは関係がなかったとしたら・・・伏線とは言えないのかもしれませんね。
そう思った場面や理由を以下より解説していきます。
伏線ではないと間接的に言っている
諌山先生は伏線かもしれないというファンの期待を裏切らないように敢えて公表せず
漫画を通して謎を解き明かしてくれたのかもしれません。
まっすぐな性格だが、途中からその背中に背負うものが重くなりすぎてしまったエレンは
「ミカサの愛情が一族によるものだ」と信じてしまっていました。
「それは違うのじゃないか」と、ジークは言っていました。
その言葉を信じてみるのも、一つかもしれませんね。
ループ説じゃない理由
また、実際の世界と違う描写があったことからループ説も考えられますが
誰しもが見たいものを見たいと願い、時々理想の姿を追い求めてしまいます。
ミカサは幼少期から辛い出来事に襲われ続けていました。
そのため、嫌な出来事が起こるたび、現実から解き放たれるために
自分がそうで合って欲しいと願う世界を見ていたのかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は
- ミカサの頭痛の伏線は回収されたのか
- ミカサの頭痛の理由はなぜなのか
- ミカサの頭痛は、伏線と言えるのか
について触れてきました。
まとめると
●頭痛の伏線と言えるものは回収されず・・・
→ミカサはストレスにさらされると頭痛が起きる
●ストレスによる頭痛だと考えられる理由
→アルミンに対してや、過去を思い出し、失恋したことで頭痛がしていることから
ループ説や、能力説、ミカサの頭痛にさまざまな仮定が飛び交う中、
もしかしたら頭痛の原因にはミカサの強い思いがあったのかもしれませんね。
多くの人に感動や、創造などを搔き立てる進撃の巨人は本当に素晴らしかったです!
最後までお読みいただきありがとうございました。