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ハンターハンター

HUNTER×HUNTER何が面白くて人気なのか？どこよりも分かりやすく解説

 

漫画『HUNTER×HUNTER』の作者は冨樫 義博先生。

「週刊少年ジャンプ」にて1998年14号より、度々の休載を挟みながらも2023年1月現在まで連載が続いている大人気作品です。

既刊数は37巻であり、今後も根強い人気で巻数を増やしていくことは間違いないでしょう！

アニメは、

  • ジャンプ・スーパー・アニメツアー’98のイベントで上映されたパイロット版
  • 1999年～2001年にかけてフジテレビで放送された「旧HUNTER×HUNTER」
  • 2011年～2014年にかけて日本テレビで放送された「新HUNTER×HUNTER」

の3作品が存在します。

ただ、

  1. パイロット版は、読者プレゼント以外のソフト化がされていないため入手困難なこと
  2. フジテレビ版は、グリードアイランド編までしか制作されていないこと

などの理由から、もしこれからアニメを視聴されたい場合には日本テレビ版の「新HUNTER×HUNTER」を選択されることをオススメします。

今回は、興味はあるけど「面白いの？」、「なぜ人気があるの」、「どんな内容なの？」とまだ未読の方に向けて『HUNTER×HUNTER』の魅力を熱く、解説していきます！

もし読みたい気持ちが沸き起こりましたら、ぜひ1冊手を伸ばしてみてください！

HUNTER×HUNTERの何が面白くて人気なのか？

何が面白いのか？

それは、

ストーリー展開の巧みさ

です！

様々な漫画やアニメを見ていると、どうしても「先の展開が読めてしまう」ことがあります。

ありがちな流れ、ベタな展開ともなるとそれはもう高い確率で……

けれど、この『HUNTER×HUNTER』においては全くと言っていいほどそれがありません！

「こうなるのかな？」と思っていてもそうはならず、「流石にこうくる？」と予想をしてもそれを更に上回る心躍る展開がそこに存在しているのです！

使い古された道筋を追うことなく、新しいドアを開けていくその姿勢。

それこそが物語を緻密で巧妙なモノにし、予想のつかない展開を生んでいます。

人気である理由に少なくともこの1点が数えられることは間違いないでしょう！

HUNTER×HUNTERを読むとどういう気持ちになるのか？

漫画作品を読む中では様々な感情を揺さぶられることになります。

では『HUNTER×HUNTER』ではどういった気持ちを抱くことになるのでしょうか？

それは、一言で言い表すと、

もう1度読みたい

です！

私たちが暮らす日常世界には最早溢れかえっていると形容しても差し障りないほど、数多くの漫画作品が存在しています。

しかし、その全てが全て「もう1度読みたい」と思わせてくれる内容であるかと問われると残念ながらそうではありません。

人によって合わない漫画、自らにとって必要としていない漫画などが残念ながら実在しているからです。

けれど、この作品『HUNTER×HUNTER』は違います。

何度だって「読みたいな……」と思わせてくれる稀有な作品なのです。

もし、まだ未読の方がいらっしゃいましたら、正直あなたはラッキーです。

私の脳裏にしっかりと焼き付いてしまって離れないこの濃密な物語を、真っ白な状態で楽しむことが出来るのですから。

オススメできる人

  • 呪術廻戦が好きな人
  • バトル漫画が好きな人
  • 凝った構図が好きな人
  • クオリティの高い作品が好きな人

オススメできない人

  • 文章量が多い漫画作品が苦手な人
  • 不定期な単行本発売を受け入れられない人
  • 戦闘シーンが発生する漫画作品が得意でない人
  • 現実味の無い、超常的な能力等が含まれる漫画作品を好まない人

HUNTER×HUNTERのキャラクター

ここでは登場回数の多い、主要なキャラクターを5人紹介します。

他にも個性溢れる魅力的なキャラクターが多数存在しますので、気になる方はぜひ読まれてみてください！

ゴン＝フリークス

『HUNTER×HUNTER』の主人公です。

実の父であるジン＝フリークスを探すため、自らの夢を実現するために出身地であるくじら島を飛び出し、ハンター試験に臨みました。

好奇心旺盛で、単純な性格をしていますが、時に鋭く、冷静な一面を見せることもあり、まだまだ底の知れない興味深い人物です。

名前 ゴン＝フリークス
念能力(系統) 強化系
念能力(技) ジャジャン拳
初登場回 №001「出発の日」
ＣＶ

(キャラクターボイス)

 潘めぐみ　※日本テレビ版の場合。

キルア＝ゾルディック

主人公・ゴンの親友であり、暗殺一族であるゾルディック家の3男でもあります。

可愛らしい外見とは裏腹に、小さな頃から暗殺者になるための訓練を受けているため、見た目からは想像もつかないほどの高い戦闘能力を有しています。

ゴンと違って、常に冷静沈着で頭の回転も速いですが、時にデリカシーに欠ける面もあり、大人の女性(ビスケやパームなど)から怒りを買う場面なども見られます。

名前 キルア＝ゾルディック
念能力(系統) 変化系
念能力(技) 雷掌(イズツシ)、落雷(ナルカミ)
初登場回 №005「第1次試験開始①」
ＣＶ

(キャラクターボイス)

 伊瀬茉莉也　※日本テレビ版の場合。

レオリオ＝パラディナイト

法外な手術代を支払うことが出来ず、友人を助けられなかったという過去を持ち、その経験から医者になることを決意した人物です。

ゴンやキルア、クラピカといったメンバーとは資金集めのために受験したハンター試験で出会うこととなります。

単純で激昂しやすい一面も見られますが、本質的には友情や義理、人情に篤い好人物です。

名前 レオリオ＝パラディナイト
念能力(系統) 放出系
念能力(技) 拳の念を飛ばす技(？)
初登場回 №002「嵐の出会い」
ＣＶ

(キャラクターボイス)

 藤原啓治　※日本テレビ版の場合。

クラピカ

幻影旅団に滅ぼされた少数民族・クルタ族の生き残りであり、同胞の仇を討つこと、奪われた仲間の眼球(緋の目)を取り戻すことを目的にハンターとなりました。

物語序盤で活躍した後、長きにわたって主要な登場はありませんでしたが、ヨークシン編や王位継承編においてはストーリー内の主たる登場人物として躍動する姿が見られます。

頭の回転が非常に早く、理知的でもあることからゴン一行の中では最も頭の良い人物であると言えるでしょう。

名前 クラピカ
念能力(系統) 具現化系、特質系
念能力(技) 癒す親指の鎖(ホーリーチェーン)

導く薬指の鎖(ダウンジングチェーン)

束縛する中指の鎖(チェーンジェイル)

律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)
初登場回 №002「嵐の出会い」
ＣＶ

(キャラクターボイス)

 沢城みゆき　※日本テレビ版の場合。

ヒソカ＝モロウ

天才的な格闘センスを有しており、一般的なプロハンターでは善戦すらも叶わない圧倒的な強者です。

過去や来歴は一切明かされておらず、嘘つきで気まぐれなため、中々掴みどころのない人物でもあります。

ゴンやキルアを気に入っており、時折姿を見せては成長を見守る・促す姿勢が見られますが、全ては成長した後の彼らと戦うためであり、根っからの戦闘狂であることが伺えます。

名前 ヒソカ＝モロウ
念能力(系統) 変化系
念能力(技) 伸縮自在の愛(バンジーガム)

薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)
初登場回 №005「第1次試験開始①」
ＣＶ

(キャラクターボイス)

 浪川大輔　※日本テレビ版の場合。

どのような点が読者に受けているのか考察！

数えきれないほどの魅力を抱えている『HUNTER×HUNTER』。

ここでは一部ではありますが、どういった要素が『HUNTER×HUNTER』を人気たらしめているのか考察します！

心惹かれる『HUNTER×HUNTER』独自の用語・設定

この『HUNTER×HUNTER』という作品には、他の漫画作品にはない固有の用語や設定が存在します。

そういった要素が多くの読者を魅了する1つの要素となっていることは、もはや言葉にするまでもありません！

ここでは『HUNTER×HUNTER』を語るにあたって、欠かす事の出来ないキーワードを3つ紹介します。

心惹かれるキーワードがありましたら、ぜひ1冊手を伸ばしてみてください！

念能力

自身の肉体の「精孔」という部分から溢れる生命エネルギー「オーラ」を自由自在に扱う力のことを指します。

数多いる生き物がオーラを持ち合わせていますが、使いこなせている念能力者は極僅かとされています。

ハンター

怪物や財宝、遺跡などの希少な事柄を追い求めることに人生を懸ける人々の総称を指します。

プロハンターの資格を取得するためには、数百万分の1の難関試験と言われているハンター試験に合格する必要があります。

幻影旅団

盗みや殺しを主な活動内容としている盗賊集団のことを指します。

団員の総数は13人であり、団長を蜘蛛の頭、団員をそれぞれ12本の蜘蛛の脚に見立てています。

愛着を抱かずにはいられない個性的なキャラクター達

『HUNTER×HUNTER』には先の項目で取り上げた主要な5人のキャラクター以外にも、沢山の個性溢れるキャラクターが存在します。

そのような点も読者を魅了する1つの要素として挙げられるでしょう。

例えば、クロロ＝ルシルフル。

極悪非道な盗賊集団のトップであり、あまり褒められた行いをする人物ではありません。

けれど、途轍もなく格好いいのです。

彼の念能力である盗賊の極意(スキルハンター)を用いた戦いは本当に見応えがありますし、それ以外のシーンにおける普段の在り方も何とも言えぬ貫禄、雰囲気があり、これまた良いのです！

読めば必ず好きになるキャラクターが少なくとも数人は出来るかと思いますので、推しキャラを探している方にもオススメできる作品です。

あらすじ

ここでは簡単に各編ごとのあらすじを紹介いたします(2023年1月現在時点)。

気になる内容がありましたら、ぜひ読んで見てください！

ハンター試験編 / №001「出発の日」～ №037「光と闇③」

クラピカやレオリオ、キルアとの出会いや奇術師・ヒソカとの邂逅、ハンター試験の内容及び合否などの内容が描かれています。

ゾルディック家編 / №038「ジン＝フリークス」～ №43「ゾルディック家④」

ククルーマウンテンにあるキルアの実家・ゾルディック家を舞台にした内容が主に描かれています。

天空闘技場編 / №044「天空闘技場」～ №63「これから」

ゴンやキルアの師匠となるウイングとの出会いやヒソカの再びの登場、念能力の習得などの内容が描かれています。

くじら島への里帰り編 / №064「帰郷」～ №070「ヨークシンへ」

ゴンの故郷であるくじら島へと里帰りが主な内容となっており、母親代わりであったミトの再登場やゴンの父・ジンが残していった箱にまつわる内容なども描かれています。

ヨークシン編 / №071「オークション開催！！」～ №119「9月4日⑱」

幻影旅団の登場やレオリオ、クラピカの再登場、幻影旅団の団長であるクロロ VS キルアの父・シルバ及び祖父・ゼノなどの内容が描かれています。

グリードアイランド(G.I)編 / №120「9月6日①」～ №185「邂逅」

ビスケとの出会いやジンの仲間であるレイザーとの壮絶な戦い、ゴン VS 爆弾魔(ボマー)の死闘などの内容が描かれています。

キメラ＝アント編 / №186「女王」～ №318「遺言」

ハンター協会会長・ネテロ VS キメラ=アントの王・メルエムの戦闘やゴンの覚醒(急成長)、メルエムと軍儀の世界チャンピオンであるコムギの最期の一局などの内容が描かれています。

会長選挙・アルカ編 / №319「抽選」～ №339「静寂」

「十二支ん」の各メンバーの登場やアルカ(ナニカ)の能力によるゴンの生還、第14代ハンター協会会長の決定などの内容が描かれています。

暗黒大陸・王位継承編 / №340「匿名」～

現在連載中の内容になります。

ハンター協会前会長であるネテロの息子を名乗るビヨンドの登場やクロロ VS ヒソカ、渡航船・ブラックホエール号におけるカキン帝国の王子達による次の王の座をかけたサバイバルなどの内容が描かれています。

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最後に

ここまで『HUNTER×HUNTER』の魅力を語ってきましたが、いかがでしたでしょうか？

休載、というイメージを強く持っていらっしゃる方も多いかとは思いますが、それでも許される、ここまで続いているのにはやはり理由があります。

それはただ単純に、爆裂に、猛烈に、この作品『HUNTER×HUNTER』が面白いからに他なりません。

それゆえに皆騒ぎ、時に「富樫仕事しろ」なんて言葉を宣(のたま)うのです。

早く続きが読みたいから、

ゴンやキルア、クラピカ、レオリオを筆頭とした登場人物の活躍を目にしたいから、

言葉をオブラートに包むことすら忘れて、発言してしまうのです。

そんな人の理性すらも忘れさせて、本能のままに言葉を吐き出してしまわずにはいられない作品。

まだ読まれていない方は、ぜひご一読を。

ワクワク、ドキドキするストーリーがそこにあります。

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