アニメ『バビロン』(野﨑まど)は同名漫画が原作で2015年~2017年まで講談社より発売された小説です。
この記事では
- 「バビロン」のアニメがひどい
- 「バビロン」のアニメがひどいと評価される理由
そんな声やその理由についてお伝えしていきます。
目次
『バビロン』のアニメがひどい?
アニメ『バビロン』は2019年10月から2020年1月までTOKYO MXほかにて放送され、
また、2019年10月7日にAmazonプライム・ビデオにて第1章(第1話 ~第3話)が先行配されました。
『バビロン』は声優も豪華で作画のクオリティも決して悪くはありません。
では、なぜアニメがひどいと言われているのでしょうか?
それではネットの声のを紹介していきましょう。
バビロンってアニメみて
めっちゃ酷いアニメで冷や汗かいたけど
勉強になった
善と悪、自殺についてっていう正解がない問題について考えるすごいアニメだけど、おすすめしない変なアニメw— ゼルダ (@densetsu0401) June 7, 2020
「バビロン」 評 1/5
話しただけで相手を自殺させることができる魔性の女、マガセを捕まえるために奮闘する検事の話。自殺を合法化する流れが日本を始めとして世界中へとマガセの画策により広がる。
人生で観たアニメの中で最も酷いアニメ。最後は哲学で締め括ろうとしたが、そのオチが酷すぎた。 pic.twitter.com/dcR53NKUU4
— kon (@anime_reviewman) May 12, 2020
『バビロン』全話観た。扱ってるトピックは面白かった。拡げた風呂敷は畳まないし、フラグ回収という構成力はなく、絶望を丸投げする無責任さが、今の日本っぽいなと。
しかも編成はスティグマの記号だらけで、PC観点からまるで直視できない。本当に酷い、酷すぎて『日本アニメ、極まれり』だった。
— おハーティさん: 2501 (@Happy__Heart) March 19, 2020
このうよに東京グールのアニメがひどいという声が Twitterにたくさん上がっていました。
他にも
- 「結局バビロンでの自殺法とはどんなものですか?」
- 「意味不明」
といった声もありました。
バビロンは原作が完結していないままアニメ化したので、アニメの最終回が曖昧になりがちだったので
視聴者の中には何かもやもやが残ってしまったと言う人が多いのではないでしょうか。
『バビロン』のアニメがひどい評価の理由はなぜ?
バビロンのアニメがひどいといわれていますが、具体的にはいったいどんな理由で「ひどい」と思われているのでしょうか?
ネット上のひどいという声や意見をまとめると
- 中身のない自殺法
- 風呂敷を広げすぎて結局畳めていない
- 物語が崩壊している
というのが理由のようです。
理由①中身のない自殺法
バビロンとは死にたい人は自殺を選べる法律「自殺法」ある世界。
物語は、日本に新しい考えとして生まれた自殺法が中心に展開していき、徐々に国民に広がっていく自殺法。
そしてそれを阻止しようとするが主人公の役目、とここまではバビロンを見た人なら誰もが知っている内容ですよね。
中身のない自殺法とは、その言葉の通りなぜ死んだのかがわからないのです。
最後までこの自殺法の具体的な中身が何なのかについて語られることはありません。
なので、これを見た視聴者は「結局、自殺の原因はなんだったのか?」ともやもやが残った人も多いのではないでしょうか?
バビロンは探偵アニメのような「事件を解決する」こと目的のアニメではありませんが、さすがにここまで曖昧にされるとスッキリしませんよね。
理由②風呂敷を広げすぎて結局畳めていない
風呂敷というのは伏線(フラグとも言います。)のことです。
バビロンは変則的なスケジュールで2020年1月にアニメが完結した、と言われています。
原作の第4巻がアニメの放送前に発売される予定だったようですが、結局それは叶わず…。
しかし、今更アニメを中止には出来ない、と思い放送した結果原作通りに風呂敷を広げたものの
アニメには尺というものがありますし、原作は未だに出ていないので広げた風呂敷を畳めなかったのではないでしょうか?
無理に畳もうとした結果、なんだか投げやりな終わり方になってしまい視聴者にとっては
「なんだ、これ」と思われても仕方がない最終回になってしまったのではないかと思われます。
バビロンは特に最終話にブチギレコメントが噴出した作品です。
風呂敷をしっかり畳んでくれないと視聴者は「結局、あのシーンはなんだったの?」となってしまいますよね。
理由③物語が崩壊している
バビロンに対する批判意見について
「つまらない、クソ、時間を返せ」などの罵詈雑言と並んで最も多く見られるのは
「物語が崩壊している」というものでしょう。
バビロンの第1話は「政治劇を背後に持つミステリー」として書かれています。
そして第2話で「黒幕と思われる人物との対話を描いたサスペンス」的要素が加わったと思いきや
なんと!第3話でミステリー要素がほとんど片付けられて
新域構想という舞台の中での「自殺というテーマの社会派劇」に変わります。
あまりにも急な展開について行けていない視聴者が多いのでは?
そして第4話から証拠を集めて犯人を追い詰める刑事物になり
ご存知の通り第7話でこれまでの謎が全てファンタジーであったことが明かされます。
これだけ聞いても「なんのこっちゃ?」となりますよね。
実際、アニメを見た方はわかると思いますがアニメを見ても意味がわからない内容です。
原作を見ている人は多少は理解できるのかもしれません。
サスペンスなのか、ミステリーなのか、ファンタジーなのか、この作品は結局なにがしたかったのでしょうか?
ここまで物語が崩壊していると「バビロンのアニメがひどい」と言われるのも納得ですね。
視聴者を置いてけぼりって感じです。
番外編:最終回が特にひどい
バビロンは最終回が特にひどいと言われています。
面白かったアニメだとバビロン勧めたいんですけど原作小説未完なせいで最終回がアニオリ展開で残念な終わらせかたしたからタクシーほどの威力は出せないんだよなぁ
— ヨガの達人 (@akio01413) July 12, 2021
アニメの最終回は原作改変をしたアニメオリジナルの最終回になっています。
しかし、全部が全部原作と違うわけではありません。
ではどこまで一緒だったかと言いますと、正崎がアレックス大統領を追って屋上に行くまでが一緒です。
アニメでは正崎が大統領を撃って殺しましたが、原作では
大統領自ら飛び降りて、下にあった円錐状のオブジェに刺さって死んでしまいます。
つまり、大統領は原作では自殺しています。
そしてそれを見た正崎の前に曲世が現れます。
しかし原作ではこの後、曲瀬に正崎が銃を向けると、いきなり正崎が床に倒れてしまいます。
正崎は銃を撃つことはできなかったんです。
そして最後に原作小説に「つづく」と記載があるために
原作では曲世も正崎も死んでおらず、正崎も大統領を殺していない展開となっています。
原作を読んでいる人からすれば、「原作と違う!」と不満を持つ人もいるのではないでしょうか?
そして、原作の新刊も未だに出ていないためその後どうなったかもわからず
ファンの人はもやもやだけが心の中に残ってしまい
「バビロンは後味の悪い作品」になってしまい
「バビロンのアニメはひどい」と言われてしまう原因になったのではないでしょうか。
『バビロン』のアニメがひどい評価の理由まとめ
ということでこの記事では
「バビロン」のアニメがひどいと評価されるネットの声や理由についてお伝えしてきました。
ひどいと言われている理由は・・・
【理由①】
自殺した原因がわからずにもやもやした。
【理由②】
伏線の回収が下手。
【理由③】
物語がどこに行きたいのかわからない。
【理由④】
最終回がとくにひどい。
あとあじが悪い作品になってしまった。
まとめると
物語が上手くまとめられていないのがバビロンのアニメがひどいと言われている原因となったのではないでしょうか?
しかし、高評価のコメントもあり、
「引き込まれる魅力のある作品」
「最後の最後に考えさせられるアニメ」
「視聴者が考え続ける事を求められる、衝撃作品」など
バビロンという作品は賛否両論が激しく別れます。
最後までお読みいただき
ありがとうございました!