撫子推し必見の作品、囮物語!
ダークな雰囲気に反して、気怠い口調で語られている囮物語は、なんだか癖になってしまう面白い作品ですよね!
化物語時代の千石撫子の雰囲気と一変して、冒頭からかなりぶっ飛んだ展開になってます。
化物語の撫子が好きな人も嫌いな人も、絶対に楽しめる最高に面白い作品となっております!
その魅力を解説させていただきます♪
目次
囮物語の基本情報とあらすじ
まずは囮物語の基本情報とあらすじから!
囮物語は物語シリーズ・セカンドシーズンの中の3作目に当たる作品です。
- 傾物語
- 囮物語
- 鬼物語
この後に恋物語、花物語と続きます。
囮物語は時系列的に傾物語・鬼物語よりもかなり後の方になります。
化物語からずっとですが、物語シリーズはかなり入り組んだ時系列になっているため、混乱してしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、登場人物やストーリー的には、この順番が1番面白く作品を楽しむことができます!
1度放映順で見てから、時系列順に見返すというのも物語シリーズの醍醐味ですよね!
囮物語の基本情報
アニメーション制作会社 | シャフト |
---|---|
ジャンル | 日常/怪異/恋愛/アクション/コメディ |
あらすじ
夏休みを終えてもなお、千石撫子が通う学校では詐欺師・貝木泥舟の占いの影響ならぬ悪影響が続いていました。
ギスギスした雰囲気の教室へ、撫子は憂鬱な気分で通っていました。
そんなある日、撫子は忍野扇と道でバッタリ出会います。
しばし話し込んだ後、学校へ到着するとあちこちで白い蛇を見かけるようになります。
この白い蛇の正体は怪異なのでしょうか?
かわいいだけの千石撫子が神様になるまでの物語。
囮物語の人気の理由5つ!
囮物語は千石撫子が語り手ということもあり、撫子好きにはたまらない作品となっています!
ただ、現時点で撫子は「かわいい」以外に好感度が上がるポイントがないのも事実…。
撫子が苦手な人にとっては、少しつまらない作品に感じてしまうかもしれません。
しかし実は、囮物語は撫子以外にも見どころがたくさんある作品なんです!
その人気の理由と見どころを、撫子の魅力も含めてこれから詳しく解説させていただきます!
①物語の構成がこれまでと違って面白い!
これまでの物語シリーズはどの作品も時系列通り、始まりから終わりに向かっていく作品でした。
しかし、囮物語はこれまでと違い面白い構成になっています。
結論を最初に持ってきて、そこい行きつく経緯を物語にしているので、
最終的に冒頭に回帰します。
冒頭では、撫子が白い蛇の髪の毛になったメドゥーサの姿で登場します。
そんな神様になった撫子が暦や忍をぶちのめすという、かなりディープでハードな映像から物語は始まります…。
撫子が神様化するまでの経緯を辿った物語、それが囮物語です。
最終的に冒頭へ戻ってくるため、結論が分かっていて見ているのが退屈に感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
実際撫子自身、囮物語について「千石撫子は神様になりました!本当はその一行だけで終わって良かった物語」と語っています。
しかし、だからといって飛ばしてもいいような退屈な物語ではないです!
それに、物語の最終局面でしか明かされない事実があります。
今作は恋物語や終物語を見る上で、絶対に見逃すわけにはいかない大切なポイントとなっています。
千石撫子という中学2年生の少女の本質や忍野扇について語られており、特に忍野扇については終物語以降かなり重要になってきます。
撫子が語り手なので、あまり締まらない感じではありますが、肩の力を抜いてゆっくり見てみてください(笑)。
②スキップ厳禁!?花澤香菜さんが歌う大人気OPテーマ!
化物語・なでこスネイクでは撫子のテーマソングとして「恋愛サーキュレーション」が歌われていました。
撫子らしいかわいい曲を、声優・花澤香菜さんが歌っていることから、現在に至るまで長く愛されている人気アニソンですよね♪
今作の囮物語のテーマソング「もうそう☆えくすぷれす」は、
「恋愛サーキュレーション」のアンサーソングになっていて、
かわいさの中に闇を感じる囮物語らしいゾクゾクする曲です!
明るい曲調に暗い歌詞が当てられ、かわいらしい声で歌われているという…バランスが良いような悪いような曲です(笑)。
ギリギリのバランスを保っているという危うさも、撫子らしいですよね。
曲の歌詞も撫子らしい言葉で紡がれているのも、密かに注目していただきたいポイント!
”いいわけとかりゆうだとかめんどくさいな”
”うんめいだからしかたがないよね”
”かわいいままでほしにねがった”
撫子の面倒くさがりな性格や諦めがちな性格が、しっかり表現されていましよね。
”しかたがない”という歌詞も、なんでも諦めてしまいがちなところが良く分かります。
私的には”ほしにねがった”という表現が特に秀逸だなあと感じます。
撫子の80年代のロマンチックな漫画が好きなところや他力本願な性格がダブルで表現されていて、すごいなあといつも感心してしまいます。
花澤香菜さんの声も甘ったるくてかわいくて、特に最後の「ドキドキ」と囁くところでずっきゅんやられた方は多いのではないでしょうか(笑)?
歌詞はさておき…OPアニメーションを含め、とにかくかわいい曲なのでぜひ飛ばさずに最後まで聴いていただきたいです♪
③千石撫子好きにはたまらない作品!
この作品は傾物語と違って、サブタイトル通りメインヒロイン要素が多めの作品です。
ほぼ100%千石撫子!って感じの作品です。
そのため、
撫子の色々な姿を見ることができちゃいます!
撫子といえば、大人しくて内気で恥ずかしがり屋みたいなイメージを持っている方がほとんどだと思います。
後々の撫物語でいう「おと撫子」ですね。
後は偽物語・かれんビーで出てきた暦に媚びる撫子、「媚び撫子」も印象的です。
媚び撫子、かわいいですよね〜撫子が本気を出したら落とせない男はいないんじゃないでしょうか(笑)。
しかし、大人しくてかわいいだけが千石撫子ではない、というのがこの囮物語で明かされます。
まず、冒頭でも登場した蛇の髪の毛になった神様モードの撫子、「神撫子」。
神々しくもあり、少し幼稚さもある撫子ですね。
現代風にいうと、ヤンデレモードの撫子を見ることができます。
ヤンデレといえば、月火もそんなキャラの時がありましたが(猫物語(黒))、あれはまだかわいいものでした…。
さらに、囮物語では神撫子の他にもう1人の撫子を見ることができます。
私的にはここがかなり今作の見どころだと思っているので、ネタバレは控えさせていただきます!
これまでのキャラを崩壊させてしまうくらい、豹変しているのでお楽しみに!
どんな撫子が登場するのか、ぜひご自身の目でご確認ください♪
④囮物語の副音声はシスターズコンビ!
どの作品でも必ず存在する副音声は、物語シリーズをもっと楽しむことができる素晴らしいコンテンツ!
これまでも※「本当の友達コンビ」や「ロリコンビ」「副音声送りコンビ」など、様々な組み合わせで行われてきました。
(※コンビ詳細は下表より)
そして囮物語では
※前半を陰陽シスターズ、後半をファイヤーシスターズ
というシスターズコンビが担当しています!
(※コンビ詳細は下表より)
これがまたかなり面白くて、お姉ちゃんが妹を責める構図の副音声になっています(笑)。
余接が無鉄砲を働いて、余弦にたしなめられたり締められたり…(笑)。
しかし、本編でもそうですが余接は仕事に関しては割と真面目にこなす方なので、無鉄砲さを見せながらも副音声も真面目に行ってくれています。
余接が出ていると解説してくれている時が多い気がします(笑)。
また、ファイヤーシスターズはお分かりの通り…今作の諸悪の根源の一部を担う月火を火憐が責める副音声。
月火が撫子の前髪を切った時の裏エピソードも副音声で話されています。
気になる方はぜひ副音声も合わせてお楽しみください!
※コンビ詳細はこちら
本当の友達コンビ | 羽川翼×戦場ヶ原ひたぎ |
---|---|
ロリコンビ | 忍野忍×八九寺真宵 |
副音声送りコンビ | 阿良々木月火×千石撫子 |
陰陽シスターズ | 影縫余弦×斧乃木余接 |
ファイヤーシスターズ | 阿良々木火憐×阿良々木月火 |
⑤気付いていない人も多い?最終話のCパート
物語シリーズは、ED後に少しあるパートをCパートと呼んでいます。
EDを飛ばしてしまう方は、気づかない人も多いかもしれません。
しかし、
囮物語・最終話のCパートは長め&クオリティが高いんです!
最終話の最後なので、ネタバレに触れないようにしかお伝えできませんが、とにかくクオリティが高いです!
大掛かりな予告編といった感じでしょうか。
神様状態の撫子が好き勝手に予告編をやっています!
撫子らしいおやじギャグも出てきます(笑)。
飛ばすのは勿体無いくらい、力を込めて作られているので、ぜひ飛ばさずにチェックしてくださいね♪
囮物語をオススメできる人できない人
囮物語は冒頭の血生臭い展開から予想できるように、少々暗めの作品です。
物語シリーズの楽しい日常パートが好きな方にとっては、いつもと違うかも…と感じるかもしれません。
囮物語をオススメできる人とオススメできない人についてまとめてみました!
オススメできる人
- 千石撫子が好き!
- 声優・花澤香菜さんが好き!
- 阿良々木月火が好き!
- シリアスな展開を好む人
オススメできない人
- 蛇が苦手な人
- 血の描写が苦手な人
千石撫子や声優・花澤香菜さんが好きな方にとっては、囮物語ほど最高な作品はありません!
なんせ全編語り手は撫子ですので、ずーっと喋っています(笑)。
撫子も色々なバージョンがあるので、どんな風に花澤さんが声を使い分けるのかも見どころですよね。
ただ、蛇がたくさん出てくるので、蛇がかなり苦手!という方にはきつい作品かもしれません。
しかし、かなり簡略化された白い蛇で鱗のようなリアルさはないので、そこまで身構えずに見ることができると思います。
冒頭などは血の描写がすごいので、きつい方は目を瞑ってやりすごしてもらっても、ストーリーにはついていけるので大丈夫です(笑)。
まとめ
いかがでしょうか?
囮物語の人気の理由などをお伝えしてきました。
撫子のイメージに反してかなり暗い作品ですよね。
要所要所で闇モードの撫子の挿絵があるのですが…、私ホラー作品見てるっけ?と疑うくらい怖いです、ゾッとします。
今作は副音声と合わせてご視聴いただけると、より楽しめると思いますので、ぜひ副音声も聞いてみてくださいね!
最後までお読みいただき
ありがとうございました!