漫画やアニメ好きなら一度は聞いたことのある人気作品・化物語。
物語シリーズといわれ、偽物語や猫物語など…超大作シリーズの1つです!
何度繰り返し見ても面白い!飽きない!素晴らしい作品です♪
しかしだからこそ、
「長すぎて見る気が起きないなあ」
「1回見たけど挫折しちゃった」
そんな人が多いのではないでしょうか?
アニメ物語シリーズを20周以上周回しているこの私が、物語シリーズ原点にして頂点の「化物語」について人気の理由を解説させていただきます!
目次
化物語の基本情報とあらすじ
まずは化物語の基本情報とあらすじから!
化物語は「物語シリーズ」の1作目の作品であり、入口です。
時系列的には化物語より前の作品もありますが、時系列ではなく作品公開順に見たほうが面白いです!
化物語の基本情報
原作掲載誌 | メフィスト |
---|---|
アニメーション制作会社 | シャフト |
ジャンル | 日常/怪異/恋愛/アクション/コメディ |
あらすじ
主人公阿良々木暦(あららぎこよみ)はどこにでもいる吸血鬼もどきの高校生でした。
そんな彼は、ある日螺旋階段から降ってきた少女を受け止めます。
しかし、その少女戦場ヶ原ひたぎ(せんじょうがはらひたぎ)にはおよそ体重と呼べる体重がありませんでした。
おかしいと思った阿良々木は戦場ヶ原を助けようと動くも、戦場ヶ原から強く拒絶されます。
紆余曲折ありながらも、阿良々木は戦場ヶ原を助けるべく、怪異の専門家忍野メメ(おしのめめ)を紹介しますが…?
化物語のサブタイトル
化物語は、それはそれで1つの作品なのですが、さらに細かく5つのサブタイトルがあります。
化物語の1番の盛り上がりは「つばさキャット」になりますので、初見の方もできれば1番最後のタイトルまで見ていただけたらなと思います。
ファンの中では「まよいマイマイ」メインキャラである、八九寺真宵(はちくじまよい)の人気が高いことから「まよいマイマイ」が人気です。
私は神原が大好きなので、神原が登場する「するがモンキー」「なでこスネイク」が好きです!
変態キャラなので下ネタもあるのですが、コソコソいやらしいというより、振り切った変態で、見ていて気持ちいいです(笑)。
そんな神原(かんばる)に振り回される阿良々木が面白いので、ぜひ見ていただきたいです!
サブタイトル | メインヒロイン | |
---|---|---|
① | ひたぎクラブ | 戦場ヶ原ひたぎ(せんじょうがはらひたぎ) |
② | まよいマイマイ | 八九寺真宵(はちくじまよい) |
③ | するがモンキー | 神原駿河(かんばるするが) |
④ | なでこスネイク | 千石撫子(せんごくなでこ) |
⑤ | つばさキャット | 羽川翼(はねかわつばさ) |
化物語の人気の理由7つ!
名作と呼び声の高い化物語。
その評判通り、設定が練りに練り上げられている面白い作品です!
では、具体的にどのようなところが人気の理由になっているのでしょうか?
それを詳しく解説させていただきます!
①阿良々木×メインヒロインの掛け合いが面白い!
化物語に限らず物語シリーズはとにかくセリフの多い作品!
ず~っとキャラが喋っています、心理描写でもずっと喋りっぱなしです。
声優さんも初めて台本を見たときはその文字量にびっくりしたそう!
そして、
阿良々木×ヒロインのコミカルな会話が何度見ても面白い!
常々感じているのですが、原作者である西尾維新さんは語彙力がとんでもないです…!
西尾さん自身が歩く辞書なのでは…?と思うくらい。
豊富な語彙力から編み出されるセンス光るセリフや芸当は、それだけで最高に面白いんです!
字面だけで面白いのに、アニメではアニメーションや声優さんの声が加わることでさらに面白い作品になっているんです!
語彙が豊富なので、言葉遊びが要所要所に散りばめられており、何度見ても飽きません!
また、さりげない一言が後の言葉遊びの伏線になっていたりして、とにかく遊び心満載の作品なんです!
さすが西尾維新さんが「100%趣味で書いた小説です!」と言うだけはあります♪
私は「阿良々木×神原」の組み合わせが1番好きです!
変態に振り回される阿良々木最高が面白いです!
2人の絡みはするがモンキーの前半やなでこスネイクの前半に出てきます。
そして、実は神原よりワンランク上変態が戦場ヶ原なのですが(なにせ師弟関係なので)、こちらはよりレベルの高い変態の会話になってます(笑)。
振り切った変態の神原も面白いですし、やけに落ち着いているのにセリフだけはぶっとんでる戦場ヶ原も面白いです!
とにかく癖になる会話が声優さんの素晴らしい声とテンポで紡がれていて、もっと見てたい!もっと聞いていたい!と思わせる作品です♪
②とにかく豪華な声優陣!
化物語は声優さんが豪華なことで有名ですよね!
化物語は声優好きにはたまらない作品なんです!
とにかくセリフが多いので、声優さんの声をたくさん聞けちゃうんです…♪
先述した通り、所々抜けてはいますが小説の文章がそのまま脚本になっています。
収録大変そうですよね~、喉痛めちゃいそうです!
それではそんな豪華声優陣をご紹介いたします♪
キャラクター | 声優 |
---|---|
阿良々木暦 | 神谷浩史(かみやひろし) |
羽川翼 | 堀江由衣(ほりえゆい) |
戦場ヶ原ひたぎ | 斎藤千和(さいとうちわ) |
八九寺真宵 | 加藤英美里(かとうえみり) |
神原駿河 | 沢城みゆき(さわしろみゆき) |
千石撫子 | 花澤香菜(はなざわかな) |
忍野メメ | 櫻井孝宏(さくらいたかひろ) |
忍野忍 | 坂本真綾(さかもとまあや) |
化物語での主要キャラクターの声優はこんな感じです!
豪華すぎますよね…声優好きにはたまらないです!
私は羽川が好きなのですが、堀江由衣さんという絶妙なキャスティングに脱帽…本当にありがとうございます!という感じです(笑)。
後々分かるのですが、羽川はかなり声のふり幅が必要なキャラクターになります。
しかし、どのバージョンの声もぴったりハマっていて、さすが堀江さんだなあと感心しました。
戦場ヶ原役の斎藤千和さんもまた、地声はすごく高いのに戦場ヶ原の落ち着いたキャラクターにとってもマッチしていますよね!
あとがたり(声優さんの対談)で、斎藤さんは「最初は別のキャラのオーディションを受けるつもりだった」とも公言していました。
しかし、まどマギのほむらを演じていたりするので、やはり戦場ヶ原は適役だったといえます!
ベテラン揃いということもあり、会話のテンポもとても心地よく、このアニメは耳だけでも楽しめます!
どの回も聞きごたえがあるので、声優好きの方はぜひアニメで楽しんでいただけたらと思います!
③シャフトの癖つよアニメーションが作品とマッチしてる!
シャフトといえばちょっと癖のあるアニメーション制作会社として有名ですよね。
好き嫌いが分かれる作風なので、苦手な方も多いイメージです。
しかし
シャフトのアニメーションは化物語の世界観と完全にマリアージュしています!
シャフトのアニメーションは演出が独特ですよね。
特に、コミック原作の作品だと違和感を感じてしまう人も多いようです。
しかし、化物語は原作が小説なので演出にこだわっても違和感を感じづらいです。
怪異×日常という独特の世界観なので、当たり障りのない作画や演出より少し凝った作りの方がマッチしやすいでしょう。
文字のみのコマがとんでもない速度で流れる、斬新なコマ割りも化物語だから許される気がします(笑)。
「黒駒(くろこま)」「續(つづく)」など、あえて難解な漢字を選んでいるところもデザイン性が高く、化物語の雰囲気に合っていていいなと思います。
羽川の実写風OPについては賛否両論あるかと思いますが(過激なシーンも多いので…)、私は総じて結構好きです!
サビの羽川の切ない表情や仕草に、ぞわっと鳥肌が立ちました!
羽川の感情はあれくらいやってくれないと、きちんと表現しきれないと思います。
シャフトが苦手という方も、化物語は違和感なく見られると思いますので、リベンジしてみてみてください!
④サブタイトルごとに変わるOPが素晴らしい!
一般的なアニメ作品は1シーズンごとにOPが変わるのが一般的ですよね。
しかし、
化物語はサブタイトルごとにOPが変わるので、
全15話の中にOPが5曲もあるんです!
しかも!
すべてヒロインの声優さんが歌っている化物語オリジナルソングで!
サブタイトルごとにOP曲をまとめてみました!
サブタイトル | OP曲 | |
---|---|---|
① | ひたぎクラブ | staple stable |
② | まよいマイマイ | 帰り道 |
③ | するがモンキー | ambivalent world |
④ | なでこスネイク | 恋愛サーキュレーション |
⑤ | つばさキャット | sugar sweet nightmare |
豪華すぎる…!
皆さんご存じ花澤香菜さんの「恋愛サーキュレーション」も化物語のOPテーマなんです♪
「せーのっ」とか「そーんなんじゃだーめっ」とか…可愛すぎてため息漏れちゃいます!!
OPアニメーションも撫子に合わせてとてもかわいく作られています。
真宵の「帰り道」も物語シリーズファンの中では人気曲です。
真宵らしいかわいらしい曲調なのですが、実は歌詞はちょっぴり切ない。
まよいマイマイラストに流れるバラード調にアレンジした「帰り道」が切なさを倍増させて号泣不可避です…!!
どの曲も最高に素敵なのですが、私は「staple stable」と「sugar sweet nightmare」の2曲が特に好きです♪
齋藤千和さんの美しく透き通った声で歌われる「staple stable」は何度聞いても飽きない名曲です…!
そんな名曲を戦場ヶ原自身も大絶賛しています(オーディオコメンタリーより)。
羽川の熱い気持ちが込められた「sugar sweet nightmare」は切なくてアニソンらしいアップテンポの盛り上がる曲調が魅力。
ダークな雰囲気のつばさキャットにぴったりの曲ですが、堀江由衣さんのかわいらしい歌声とのギャップがとても良いです。
ぜひ、ストーリーと照らし合わせながら聴き込んでくださいね♪
⑤EDは超有名アニソン「君の知らない物語」
いまや化物語を知らない人までカラオケで歌うという「君の知らない物語」。
誰しもどこかで耳にしたことがあるはずの名曲です。
カラオケのアニソンランキングには常に上位に食い込んでいますよね。
化物語は名曲「君の知らない物語」がEDとして誕生した作品なんです!
supercellさんの美しい歌声で歌われたこの曲は、アニソンを語る上では外せない1曲になっています。
疾走感のあるメロディーながらも、切ない歌詞で心にすーっと浸透する曲です。
化物語と君の知らない物語はお互いに相乗効果を生み、どちらもとても有名な作品になりました。
君の知らない物語は羽川目線の曲になっており、つばさキャットを見た後に聞くとかなりぐっときます。
もちろんアニメ版のショートバージョンでも十分魅力的な曲なのですが、フルで聞くと最後のサビの歌詞で泣けます…!
「言わなかった 言えなかった 二度と戻れない」
言わなかったんじゃなくて、言えなかったというところは羽川らしいなと思います。
歌だけ知ってるな~って人も、化物語を見てもっとこの曲を好きになってくれたらいいなと思います!
⑥化物語は副音声(オーディオコメンタリー)も聞き逃せない!
化物語には「副音声(オーディオコメンタリー)」があります。
これはなにかというと、キャラクターが本編のアニメ映像を見ながらあれやこれやを喋るというもの。
副音声では本編では見られないキャラクター同士の絡みを聞くことができます!
副音声は化物語の会話パートが好きな方には特にオススメです!
実際に副音声の担当をまとめてみました!
私が特にオススメする副音声ペアは「戦場ヶ原×神原」の「ヴァルハラコンビ」です!
クレイジーな2人なので、とんでもない内容(褒めてる)になってます!
副音声は大体本編の解説や小話のようなものをしているのですが、ペアによってはほとんど本編に触れません(笑)。
ヴァルハラコンビにいたっては、あえて本編に触れずに進行するという伝説を残しています。
副音声は好きなパートだけ聞くのも良いですが、前回までの副音声に触れたりするので、最初から聞くのがオススメです♪
ディスクの特典なので、レンタルするなどしなくてはいけませんが、化物語をより楽しむには絶対欠かせない要素の1つです!
⑦ファイヤーシスターズの予告編が面白い♪
物語シリーズはシリーズによって予告編の担当が異なります。
化物語の予告編はファイヤーシスターズが担当していて、
予告の内容に全く触れない2人の会話が面白いんです!
ファイヤーシスターズは阿良々木暦の妹2人を指し、この2人は次回作「偽物語」でメインで登場します。
この予告編では面白いくらいに予告の話をしません。
予告は映像が流れるのみです…。
では、何の話をするのか。
第1話ではなんと働きアリの話をしています(笑)。
意味不明ですよね、気持ちは分かります…でもまあ騙されたと思って予告編も見てみてください(笑)。
短い予告編の中でも、言葉遊びが豊富に用いられていてオチまでしっかりついています。
西尾維新さんはどれだけ話を作るのがうまいんだ…と恐れおののきます。
最後の1秒までアニメを楽しむ工夫が施されている、本当に手の込んだアニメ作品です!
化物語をオススメできる人できない人
ここまで化物語の魅力を熱く語ってきました!
化物語は少々癖の強い作品と言わざるを得ません。
私自身も大好きな作品でありながらも「この人はハマらないかもなあ」というのが明確に分かる作品です。
では、具体的にどういった人にオススメできて、どういった人にオススメできないのか。
簡単にまとめてみました!
オススメできる人
- 小説が好きな人
- 洒落のきいた言葉遊びが好きな人
- ラジオのような人の会話を聞くのが好きな人
- 凝った作画を受け入れられる人
オススメできない人
- 会話ベースのアニメが苦手な人
- 展開がゆっくりのアニメが苦手な人
いかがでしょうか?
物語シリーズは会話ベースということもあり、展開のスピードは遅いです。
それをカバーできるくらい面白い会話ばかりですが、見慣れない人は苦手に感じる人もいるでしょう。
そういう人でも、神原が出てくると急に「おっ?」となると思いますので「するがモンキー」までは頑張って見るのがオススメです!
まとめ
いかがでしょうか?
化物語の人気の理由などをお伝えしてきました。
物語シリーズの中でも化物語はやはり別格で、原点にして頂点の作品。
その魅力が少しでも伝わっていれば嬉しいです!
物語シリーズ自体はまだまだ続いているので今からでも十分間に合いますよ♪
最後までお読みいただき
ありがとうございました!