One Punch-Man

ワンパンマン何が面白くて人気なのか?どこよりも分かりやすく解説

漫画『One Punch-Man』の原作はONE先生、作画は村田 雄介先生。

「となりのヤングジャンプ」にて2012年6月14日より、2023年1月現在まで連載が続いている人気作品です。

既刊数は27巻であり、今後も好評を博していくことは間違いないでしょう!

アニメは現在2期まで制作されており、3期に関しても公式のTwitterやホームページから制作決定等の文言が散見できますので、遠からず視聴が可能になることと思われます。

興味はあるけど「面白いの?」、「なぜ人気があるの」、「どんな内容なの?」とまだ未読の方もいるでしょう。

今回はそのような方向けに『One Punch-Man』の魅力を熱く、解説していきます!

One Punch-Manの何が面白くて人気なのか?

何が面白いのか?

それは、

爽快感溢れるストーリー

です!

漫画やアニメを見ていると、

「キツイなぁ……」

などと思われることはないでしょうか?

物語を盛り上げるため、ストーリー展開に深みをもたせるために、

敵の奸計に陥ったり、あるいは重要な人物が傷付き、時には亡くなってしまったり……

構成の都合上、起承転結もしくは序破急などを考えると仕方がないことではありますが、それでもやはり辛いことです。

けれど、この『One Punch-Man』という作品においては全くと言っていいほどそれがない。

ギュッと胸が苦しくなることも、思わず顔を歪めてしまうことも一切ないのです。

あるのは、ただただ爽快さだけ。

敵を一撃のもとに打ち倒す爽快さ。

単純明快なストーリー展開から生み出される爽快さ。

負けることの無いという安心感から生まれる爽快さ。

神原作のONE先生&神作画の村田 雄介先生がタッグを組まれた漫画作品だけでなく、

制作をマッドハウスやJ.C.STAFFが請け負っているアニメも負けず劣らない良い作品となっていますので、気になる方は是非どちらも見てみてください!

One Punch-Manを読むとどういう気持ちになるのか?

漫画作品を読む中では様々な感情を揺さぶられることになります。

では『One Punch-Man』ではどういった気持ちを抱くことになるのでしょうか?

それは、一言で言い表すと、

思い悩むことの無いシンプルな面白さ

です!

正直な所、この『One Punch-Man』という作品で強く心が動かされることはありません。

『ONE PIECE』の冬島編のように大粒の涙を流してしまうような感動回はありませんし、

『王様ランキング』の多くの場面のように胸が苦しくなってしまうこともありません。

しかし、それが、それこそが良いのです!

何も考えることなく、時に口角が上がり、超絶に上手い作画を見て感嘆する。

いつでも負担なく、軽い気持ちで手に取ることの出来る良さ。

他の漫画では中々味わうことの出来ない類の面白さを内包している稀有な作品ですので、まだ読んでいない方はぜひ1冊手を伸ばしてみてください!

オススメできる人

  • バトル漫画が好きな人
  • 単純明快な物語を好む人
  • 圧倒的な画力を感じたい人
  • 現実では有り得ない事象が巻き起こる作品が好きな人

オススメできない人

  • 主人公が強い物語が苦手な人
  • バトル漫画が好きでない人
  • 分かり易いストーリーを求めていない人
  • 現実味の無い物語が得意でない人

One Punch-Manのキャラクター

ここでは登場回数の多い、主要なキャラクターを5人紹介します。

他にも個性溢れる魅力的なキャラクターが多数存在しますので、気になる方はぜひ読まれてみてください!

サイタマ / ハゲマント

『One Punch-Man』の主人公です。

作中最強のキャラクターでもあります。

就職活動をしている最中、偶然出くわした怪人から少年を救ったことをきっかけに幼い頃憧れたヒーローになることを決意しました。

自身の毛髪は、ヒーローになるためのトレーニングをしている過程で消失しています。

名前 サイタマ
ヒーローネーム ハゲマント
ランク A級 39位 ※2023年1月時点。
必殺技 必殺マジシリーズ マジ殴りなど
CV

(キャラクターボイス)

古川 慎

ジェノス / 鬼サイボーグ

サイボーグの青年です。

主人公・サイタマの弟子でもあります。

少年の頃に彼が住んでいた街をサイボーグに襲われた過去を持っており、家族の仇を討つため自身の肉体をサイボーグ化しました。

高い実力を誇りますが、自身の油断や住民を庇っての被弾などで敗戦も多いキャラクターです。

名前 ジェノス
ヒーローネーム 鬼サイボーグ
ランク S級 14位 ※2023年1月時点。
必殺技 マシンガンブロー、焼却など
CV

(キャラクターボイス)

石川 界人

ソニック / 音速のソニック

暗殺や用心棒を得意とするS級賞金首の忍者です。

自らの力量に自身を持っているからか、常に上から目線の口調が目立ちます。

初めてサイタマと戦闘した際には、意図していないサイタマの拳が彼の股間を強打するという屈辱的な敗北を喫しており、それ以来彼はサイタマのことをつけ狙い、一方的にライバル視することとなりました。

名前 ソニック
二つ名 音速のソニック
必殺技 風刃脚、爆裂手裏剣など
CV

(キャラクターボイス)

梶 裕貴

サトル / 無免ライダー

https://twitter.com/fuyinkyaku/status/1572612138920968193

競輪風のヘルメットとゴーグルを装備したC級ヒーローです。

繋がりをあまり持たない主人公・サイタマと交友のある数少ないヒーローの1人でもあります。

戦闘力は主要なキャラクターと比較すると大分低いですが、到底敵うはずのない強敵に対しても一歩も退くことのない強靭で勇敢な精神を持ち合わせています。

名前 サトル
ヒーローネーム 無免ライダー
ランク C級 1位 ※2023年1月時点。
必殺技 ジャスティスクラッシュなど
CV

(キャラクターボイス)

中村 悠一

ガロウ

流水岩砕拳の使い手・バングの元1番弟子です。

悪(怪人)が正義(ヒーロー)に決して勝つことの無い現実・世の中に理不尽さを覚えており、それもあって人間でありながら怪人を名乗り「ヒーロー狩り」を始めました。

主な戦闘手段はバングから学んだ流水岩砕拳ですが、類稀な戦闘センスによって他流派の拳法も多数会得しています。

名前 ガロウ
怪人名 人間怪人
必殺技(拳法) 流水岩砕拳、旋風鉄斬拳など
CV

(キャラクターボイス)

緑川 光、真野 あゆみ(少年時)

どのような点が読者に受けているのか考察!

数えきれないほどの魅力を抱えている『One Punch-Man』。

ここでは一部ではありますが、どういった要素が『One Punch-Man』を人気たらしめているのか考察します!

村田雄介先生の圧倒的な画力

皆さんは「絵が上手い漫画家さんは誰?」と問われた場合、どのような漫画家さんを思い浮かべますか?

もちろん各々で色々な見方・考え方(構図、魅せ方など)があると思いますので、中々全員の意見が合致することは難しいかとは思います。

ただ「画力(絵で表現する力)」という点において、村田 雄介先生が突出した画力を有していることだけは揺らぐことの無い、皆が皆、素直に首を縦に振ることの出来る確立された事実ではないでしょうか。

というのも、例えばこちら。

 

あるいはこちらも。

……圧倒的な画力、という言葉があまりにも相応しい1コマではないでしょうか。

少なくとも読者受けしている1つの要素として数えられることは間違いないでしょう。

原作・ONE先生の構成力

『One Punch-Man』における主人公・サイタマ。

https://twitter.com/abeike1031/status/1615275590252396546

作中、彼は最強です。

苦戦することなく、ほとんどの敵を己の拳から放たれる一撃で爆散させます。

凄いのは彼の強さもさることながら、それでありながらも物語が破綻していないことです。

最強キャラというのはどうしても登場させてしまうと物語が簡単になります。

苦戦することなく、誰が傷付くでもなく、イージーなバトルの繰り返し。

そんなもの誰が見たいでしょう?

しかし、この作品『One Punch-Man』という作品においてはその点が全くもって欠点となっていません!

サイタマが傍らにいつつも、ジェノスはボコボコにされますし、

サイタマが敵の至近距離にいつつも、町は滅茶苦茶に破壊されてしまいます。

最強ではあるものの、完全ではない。

そういった最強キャラの不完全さ、という点もまた読者を惹きつける1つの要素として考えられるでしょう。

個性的なキャラクター達

『One Punch-Man』には先に挙げた主要なキャラクター以外にも、沢山の個性溢れる魅力的なキャラクターが存在します。

例えば、戦慄のタツマキ。

彼女はヒーローランクS級2位の圧倒的強者であり、史上最強とも言われる超能力者(エスパー)でもあります。

その超能力は非常に強力であり、

到底人間の力では持ち上げることの敵わない巨大な岩盤を悠々と浮かせ敵に放ったり、

空を覆いつくすほどの大きさを有した宇宙船から大量に放たれる砲弾をいとも簡単に停止させ、跳ね返す、などといった常人では不可能なことを用意に為し得てしまうほどです!

こういった一風変わったキャラクターが多数いることもまた『One Punch-Man』が愛されている理由の1つに数えることができるでしょう。

印象的な戦闘シーン

『One Punch-Man』には○○編というような大きな区分がありませんので、ここではあらすじに代えて印象的な戦闘シーン(ベストバウト)をいくつか紹介いたします。

気になる内容がありましたら、ぜひ読んで見てください!

サイタマ VS ボロス

こちらは、34撃目「馬鹿かお前」から36撃目「ボロスの本領」にかけて描かれている戦闘シーンになります。

ボロスは全宇宙の覇者、暗黒盗賊団ダークマターの頭目であり、強者を求めてこの地に降り立った宇宙人です。

サイタマに「強いよ お前は」と言わせしめるほどの実力を持った敵との戦闘は、

それはもう見応えのある内容となっていますので、迫力のある戦闘描写を求めている方はぜひお読みいただければと思います!

サイタマ VS 地底人 ※夢

こちらは、4撃目「闇の地底人」に描かれている戦闘シーンです。

こちらの戦闘ではなんとサイタマが血を流してしまうほどの敵が出現します。

頭を掴まれ、殴られ、背後から急襲され……!

戦闘に苦戦するサイタマの様子を見てみたい方はぜひ単行本1巻に手を伸ばしてみてください。

サイタマ VS ジェノス

こちらは、17撃目「手合わせ」に描かれている戦闘シーンになります。

主人公・サイタマとその弟子であるジェノスが戦う数少ない場面となっていますので、両者の戦闘模様を目にしたい方は必見です!

なお、アニメ版(第1期 5話「究極の師」)の出来もかなり良いものとなっていますので、気になる方はぜひそちらもご覧ください!

最後に

ここまで『One Punch-Man』の魅力を語ってきましたが、いかがでしたでしょうか?

某大人気幼児向けアニメを彷彿とさせる、ヘンテコなタイトルを掲げた作品ではありますが、漫画・アニメともに大変優秀な出来を誇る作品となっています。

あまりお金をかけずに見られたい方は「となりのヤングジャンプ」にて無料にて公開されている内容もありますので、1度調べられてみてはいかがでしょうか。

ただ、内容は少しばかり単行本と異なる部分がありますので、『One Punch-Man』の魅力を余すことなく知りたい方はぜひ単行本の方にも手を伸ばしてみてください!

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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