物語シリーズの中で特に異彩を放っている恋物語。
「物語シリーズで1番好きな作品はどれ?」と聞かれて、恋物語と答える人は多いのではないでしょうか?
かっこいいセリフが多くて、誰の心のも響くとても人気の作品です!
なにがすごいかって…暦でもなくかわいいヒロインでもなく、中年男性の貝木が語り手のアニメがここまで人気というのがすごい!
そして今作では禁断の「戦場ヶ原×貝木」の絡みが見ることができちゃいます…!
物語シリーズ大ファンの私が自信を持って、「恋物語が1番最高だ!」と断言できます!
その魅力を徹底解説いたしますので、どうか最後までお付き合いください!
あ、この記事では嘘はつかないので、ご安心くださいね~!!
恋物語の基本情報とあらすじ
まずは恋物語の基本情報とあらすじから!
恋物語のサブタイトルは「ひたぎエンド」、メインヒロインは戦場ヶ原ひたぎです。
しかし、語り手は詐欺師の貝木泥舟になります!
恋物語は物語シリーズ・セカンドシーズンの中の5作目に当たる作品です。
- 猫物語(白)
- 傾物語
- 囮物語
- 鬼物語
- 恋物語
- 花物語
この後物語シリーズ・ファイナルシーズンの1作目「憑物語」へと続いていきます。
恋物語は1月のお話になります。
時系列的にはセカンドシーズンの物語のどれよりも後になるので、ここまでくると混乱せず見ていただけると思います!
恋物語の基本情報
アニメーション制作会社 | シャフト |
---|---|
ジャンル | 日常/怪異/恋愛/アクション/コメディ |
あらすじ
1月1日元旦。詐欺師・貝木泥舟は京都府京都市のとある有名な神社に来ていました。
そこに、戦場ヶ原ひたぎから着信が。
電話に出ると「騙して欲しい人間がいる」という。
とにかく詳しい話を聞くために、貝木は沖縄へ向かいます。
そこで久方ぶりに再開した戦場ヶ原から「神様になった千石撫子を騙して欲しい」と依頼されます。
紆余曲折ありながら、貝木はその依頼を引き受けることに。
貝木は「神様騙し」を成功させ、暦と戦場ヶ原を生きながらえさせることができるのでしょうか?
恋物語の人気の理由8つ!
恋物語は「ひたぎエンド」というサブタイトルですが、やはり語り手である貝木に注目は集まってしまいがちですね。
貝木は詐欺師であり、善人ではありません。
そのため、これまでの物語を経て、あまり良いイメージを持っている人は少ないでしょう。
しかしそんなあなたも、この作品を見終わった頃には貝木のことがちょっと好きになってしまうはず!
ちなみに私は男性キャラの中なら、暦と忍野メメを差し置いて貝木が1番好きです♪
それでは、恋物語と貝木の魅力を詳しく解説していきます!
①実はツンデレ!?自分の心をも騙す貝木泥舟
貝木泥舟は詐欺師です。
2年前は戦場ヶ原ひたぎを騙し、夏休みの偽物語では中学生を騙しています。
中学生を騙すなんて、善人とはいえないですよね。
しかし、
実は貝木は自分をも騙すツンデレなんです!
貝木は作中でもこのように言っています。
”言葉なんて信用ならない”
”口にして、誰かに言ってしまった瞬間に、それは気持ちとはすれ違う”
貝木は言葉を信じていません。
なので、貝木の「本当の願い」は心理描写の中でさえも書かれていないと言っていいでしょう。
貝木は結局戦場ヶ原の依頼を受ける選択をしますが、あくまで戦場ヶ原を助けたいからではないと自分自身にも理由をこじつけています。
「戦場ヶ原を助けたいという気持ちなんてない」なんて自問自答を繰り返すシーンには、「どうにか理由をこじつけて戦場ヶ原を助けたい」気持ちがにじみ出ていますよね(笑)。
私は、貝木のこういうちょっとめんどくさいところが好きです(笑)。
愛くるしくて憎めないなあと思います。
恋物語では貝木のツンデレがたくさん散りばめられています。
「あ、ここ嘘ついてそうだな!」と間違い探しでもするように、楽しんで見ていただけたらいいなと思います!
②神様撫子がめちゃくちゃかわいい!
囮物語で千石撫子の神様バージョンは出ていましたね!
その際は、撫子の闇の面が全面に出ており、かわいいという印象は少なかったです。
しかし、今作の囮物語では
幼児化した元気でかわいい撫子を見ることができます!
「撫子だよー!」と神社の本殿から登場する撫子がかわいい!かわいすぎる!
こういう貯金箱が欲しい(笑)!
このシーンを見たくて恋物語を周回してるまである…!
今作で撫子は神様化することで心は幼児化しています。
大人しくない、元気な撫子がかわいい~癒される~。
私の町の神様もこんなかわいかったら…と思ったけど、町がとんでもないことになりそうなのでやっぱり無しで(笑)!
撫子はクスクス笑うイメージが強いですが、今作では爆笑しているところも見ることができます!
ぜひ、恋物語で千石撫子神を拝んじゃってください♪
③斧乃木余接の新キャラが見られる!?
斧乃木余接とえば「僕はキメ顔でそう言った」のフレーズでお馴染みですよね!
しかし実は、余接は「登場する度にキャラクターがブレる」というのが本当のキャラ設定になります。
そのため
恋物語ではまた新たな余接を見ることができちゃいます!
無表情な余接のキメ顔フレーズもめちゃくちゃかわいくて良いですが…、今作もかなりかわいいです!
余接はかなり制作陣に愛されているキャラクターで、演出にかなりこだわりを感じます!
ヴィジュアルが派手なので、作画は大変そうですがいつも愛のこもった演出がされていて、アニメを見るのが本当に楽しみです!
恋物語のこのキャラクターは、ここでしか見られないレアキャラなので、ぜひチェックしてくださいね!
④沖縄での会話シーンの演出が面白い!
恋物語・ひたぎエンドの1話と2話はほとんどが貝木と戦場ヶ原の会話パートです。
絵面的には、単調で退屈になりがちですよね。
2人共表情がコロコロ変わるタイプではないですし、真面目な会話をしているので単調になってしまいがち。
しかし、
会話シーンにちょこちょこ遊び心が混ざっているので、
見ていて飽きない演出になっています!
貝木と戦場ヶ原はまず、初対面という体で沖縄で待ち合わせをするのですが、その際2人共変装をします!
戦場ヶ原は髭眼鏡を、貝木はサングラスとアロハ服を着ます(笑)。
お互い、普段とは全くかけ離れた自分を演出したわけですね。
この変装ですが、実は会話の中でちょこちょこ変わるんです!
色やデザインが変わるので、見ていて飽きない様に工夫されています。
しかし、貝木が戦場ヶ原の依頼を引き受けると決めて戻ってきた2話からは戦場ヶ原も貝木も髭眼鏡とサングラスを外している。
素直じゃない2人ですが、アニメーションを見ていると、彼らが本当はどんな気持ちなのか理解しやすくなっています。
会話パートが多い作品ですが、アニメーションにちょこちょここだわりが詰まっているので、ぜひ耳だけでなく目も集中させてくださいね!
⑤貝木と戦場ヶ原の昔の関係を考察するのが面白い
偽物語で少し匂わせされいた件。
「貝木と戦場ヶ原は2年前恋人同士だったのか?」
最初に申し上げてしまうと、今作の語り手は貝木であることから、ハッキリとどうだったかは明言されていません。
だからこそ、
2年前2人が付き合っていたのかを、今作で考察するのが楽しいです!
私の考察は「言葉にしていないなあなあの関係だった」です!
化物語で戦場ヶ原は暦に対して、告白の返事を迫った際「ちゃんと言葉にしてほしい」と言ってたのを覚えてますか?
私はこれについて、こんな理由があったと思います。
「貝木は気持ちや関係を言葉にしてくれなくて、なあなあの関係だった」
恋物語の副音声でも、戦場ヶ原が阿良々木を選んだのは偶然ではなく、その前に貝木のことがあったから正反対の暦を選んだと考察されています。
貝木は言葉を信じていないので、あえて関係を言語化することを嫌ったのでははいでしょうか?
戦場ヶ原のことを好きだという気持ちはあるけれど、言葉にすることで嘘になってしまうのが嫌だったと考えています。
戦場ヶ原は強がりなので、口には出さなくともそういう貝木の態度を不安に感じていたんじゃないでしょうか。
あくまで私の考察ですが!
皆さんも色々考えながら作品を楽しんで見てください♪
⑦暦を否定する貝木がかわいい!
物語シリーズを何周もしているうちに気付いたのですが、貝木は暦のことをかなり意識しています。
貝木は、始めのころは暦を褒めるような言動をしています。
初対面は夏休みの偽物語・かれんビーで、神原駿河の家の前で会った時。
2度目は戦場ヶ原と一緒に貝木と対決する時。
この2回は貝木は暦を褒める発言をするのですが、この2回に共通しているのは「貝木は暦と戦場ヶ原が付き合っていることをまだ知らない」という点です。
貝木は2人が付き合っていることを知ってから、暦を意識して軽口を叩くようになったと感じます。
恋物語作中でも、「阿良々木が悪い」や「阿良々木にも無理だ」という発言が見られます。
「どうせあっさり別れたりする」とかも言ってますね…。
なんだかんだヤキモチが隠しきれてない貝木がとにかくかわいいです!
貝木のこういう素直じゃないところが、とことん母性をくすぐるんですよ…。
いや、中年男性の詐欺師なのは分かっているんですけどね(笑)?
皆さんも貝木の隠しきれてない心の葛藤を探してみてください!
⑧貝木のセリフがかっこいい…!
恋物語が人気の1番の理由は、やはりセリフのかっこよさだと思います!
物語シリーズはワードセンスに長けていて、どの作品も面白いセリフやかっこいいセリフでいっぱいです!
中でも恋物語は貝木のかっこいいセリフがたくさんあって、大好きな作品です!
ネタバレになるものを除いて、紹介させていただきます!
”なぜかと言えば、金はすべての代わりになるからだ。───物も買える、命も買える、人も買える、心も買える、幸せも買える、夢も買える──とても大切なもので、そしてその上で、かけがえのないものではないから、好きだ”──アニメ恋物語・ひたぎエンド其の伍
”幸せになることが、人間の生きる目的じゃあない”──アニメ恋物語・ひたぎエンド其の伍
貝木の価値観はとても変わっていますよね。
クライマックスの貝木が怒涛にしゃべり続けるシーンは、何度見てもぐっときます!
泣ける感動ではなく、心に火をつけてくれるようなそういう感動です!
もっと素敵な言葉がたくさんあるので、ぜひ作品で好きなセリフを見つけてみてくださいね!
ここにも注目して欲しい!恋物語必見ポイント!
①貝木のイラスト
貝木は考えをまとめたり、作戦を練る時にノートを使います。
しかし、文字ではなくイラストでまとめるんです!
しかもめちゃくちゃかわいいイラストで(笑)。
「中年男性の貝木がこんなにかわいいイラストを…?」とこれまたギャップに萌えます!
ぜひチェックしてくださいね♪
②様々な小技が混ぜ込まれているOP!
恋物語のOPは様々な工夫がなされています!
まず、皆さんお気づきの80年代風アニメーション。
昔懐かしい絵のタッチが味があってとってもいいです!
撫子が80年代作品が好きな点に寄せているのでしょうか…?
さらに、このOPはパッケージ版上巻は戦場ヶ原のソロで、下巻は戦場ヶ原と貝木のデュエットで収録されています!
デュエットはバックカラオケ風に作られており、戦場ヶ原はノリノリで、貝木はだるそうに歌っているそうですよ~!!
歌詞も変化しているので、どちらも聴きごたえあります♪
聴いたことある人もまだ聴いたことのない人も、聴き比べでみてくださいね!
恋物語をオススメできる人できない人
恋物語はタイトル通り「恋愛」がテーマの作品です。
貝木の言う「恋は人を強くするときもあれば、人を弱くすることもある」ということを物語にした作品です。
恋愛系が好きな方にはきっとハマる作品です!
また、前作鬼物語とは違ってロリや露骨なセクハラシーンはほとんどありません。
安心して見ていただける作品だと思います。
簡単に特にオススメできる人、あまりオススメできない人についてまとめてみました!
オススメできる人
- 戦場ヶ原ひたぎが好き!
- 貝木泥舟が好き!
- 千石撫子が好き!
- 恋愛ものが好きな人
- 夢や目標がある人
オススメできない人
- 冒険もののような派手なストーリーを好む人
恋物語は戦場ヶ原や撫子が好きな人にとってはたまらない作品です♪
いきいきしているガハラさんが見られます(笑)!
また、タイトル通り恋愛がメインのストーリーなので、恋愛ものが好きな方はきっとハマると思います!
ただ、ラブコメのような明るい感じではありません。
じっくり咀嚼するように楽しむ作品です。
冒険もののような派手さはありませんが、アニメーションを細部までこだわっているので、目でも楽しめる作品です!
まとめ
いかがでしょうか?
恋物語の人気の理由などをお伝えしてきました。
私の大好きな貝木の魅力が全世界の人に伝わったらいいなー!と思います!
こんなこと言ったら戦場ヶ原にホッチキスでとじられちゃうかもしれないですね(笑)。
最後までお読みいただき
ありがとうございました!