号泣必至の感動作、四月は君の嘘という作品をご存知ですか?
原作コミックからアニメ、舞台、実写映画まで!
様々な媒体で作られるほど面白い超人気作品です!
「自分にクラシックはハードルが高すぎる…」そう感じて敬遠してしまう方も多いですが、そんな風に目を逸らしてしまうのは勿体無い!
この作品を見れば、これからの人生で見える世界がきっと変わるはずです。
そんな君嘘の人気の理由と見どころを解説させていただきます♪
目次
四月は君の嘘の基本情報とあらすじ
まずは四月は君の嘘の基本情報とあらすじから!
四月は君の嘘はクラシック音楽を題材にした青春ラブストーリーです。
音楽ものでありながらも、原作はコミックで音が出ないのですが、絵からヴァイオリンやピアノの音が聴こえてくるような素晴らしい作品です!
四月は君の嘘の基本情報
コミック原作者 | 新川直司 |
---|---|
出版社 | 月刊少年マガジン |
ジャンル | 音楽/クラシック/ピアノ/学園/青春/恋愛 |
あらすじ
早熟の天才ピアニスト、有馬公生(ありまこうせい)は母親の死をきっかけにピアノが弾けなくなってしまいました。
そんなある日、公生は幼なじみ澤部椿(さわべつばき)の紹介でヴァイオリニストの宮園かをり(みやぞのかをり)に出会います。
公生と椿、渡亮太の3人は合流してかをりのヴァイオリンのコンサートを聴きにいくことに。
ずっと譜面に忠実に弾くことに重きを置いて演奏してきた公生は、かをりの演奏を聴いてモノクロだった世界が色づき始めます。
譜面を無視し、伴奏すらも無視して奔放に楽しそうに弾く彼女に、驚き呆れつつも美しいと感じます。
そうして公正はかをりとの出会いをきっかけに、再び青春を走り出します。
四月は君の嘘の人気の理由と見どころ7つ!
「クラシックなんて全然聴かないしから楽しめないよ…」
そんな風に勝手に決めつけていませんか?
私は「音楽がいかに自由であるか」を君嘘を通して学びました。
演奏する時のイメージや演奏家が込める想い、同じ曲でも聴こえ方が全く異なることがクラシックの魅力だと感じます。
原作者の新川直司さんもインタビューでそんな風に語られていました。
音楽に国境が関係ないように、君嘘もどんな人が見ても楽しめる作品です。
音楽が好きな人も、まだ魅力が見つけられない人も!
色んな人に楽しんでいただきたい作品です。
そんな君嘘の人気の理由と見どころを詳しくお伝えさせていただきます!
①ヴァイオリニスト・宮園かをりの演奏シーンに注目!
原作者・新川直司さんが君嘘を描き始めた理由は「ヴァイオリンを弾く女の子」が描きたかったからだそうです。
ヴァイオリンの音色はピアノとはまた違って、妖艶でセクシーな魅力がありますよね。
その音を奏でるヴァイオリニストもまた、ちょっぴりセクシーで綺麗でかっこいい!
普段は明るく元気なかおりが、
演奏シーンでは艶っぽく演奏する姿に見惚れてしまいます!
原作者・新川直司さんは、アニメ化するにあたって「かをりはとにかくかわいく描いて欲しい」という指示をされたそうです。
実際、普段のかおりは表情や仕草などとてもかわいく愛嬌のある感じで描かれています。
私達視聴者が恋してしまうくらい魅力的な女の子に仕上がっていて、この高嶺の花感がストーリーにも良い影響を与えています。
しかし、そんな女子高生らしくてかわいいかをりが、ヴァイオリンを手にすると艶っぽくなるギャップにやられます…!
私は特に演奏シーンの後ろ姿が好きで、14歳にして色んなものを抱えている逞しい背中に込み上げてくるものがあります。
他にも、目を閉じてうっとりとヴァイオリンを弾く大人っぽい表情も素敵です!
気合いを入れてられている演奏シーン、ぜひご注目ください!
②公生の成長していく姿に感動する!
公生は天才ピアニストといえど、実際はまだ14歳の男の子。
思春期真っ只中でぐらぐら揺れる年頃で、母親を亡くしたことやピアノが弾けないことに気持ちの整理が追いついていません。
ピアノを見るのがつらくて目を逸らしてしまうのに、完全に離れることはできずに苦しむ公生。
そんな五線譜の檻に閉じ込められたモノトーンな彼は、かをりと出会うことでカラフルな世界へ旅にでます!
最初は機械のようだった公生の演奏が、
カラフルな感情が乗ることによってどんどん成長していきます!
正直クラシックの良し悪しなんて素人の私が聴いても分かるはずないと思っていました。
しかし、ど素人の私が聴いてもアニメ君嘘で聴く公生の演奏は、回を追うごとにどんどん良くなって、自然と涙が溢れてきます。
君嘘で聴く演奏は、公生に限らずどれもカラフルで素晴らしいです!
それでもやはり、クライマックスに近づくにつれて色っぽさの混じるようになった公生の演奏はナンバーワンと言わざるをえません!
原作コミック派の方にも、自信を持ってオススメできるクオリティの高いアニメ作品です!
③モノローグが詩的で素敵!
君嘘はモノローグの多い作品だなあと感じます。
演奏シーンはどうしても絵が単調になるので、モノローグをいれざるをえません。
しかし、
この演奏シーンのモノローグがとっても素敵なんです!
まるで詩のような美しい言葉が並んでいて、感動します!
演奏と合わせて聴くと、感動なんて月並みな表現では勿体無いくらい、言葉にならない気持ちがぶわっと溢れ出してきます。
コミックやアニメでモノローグが多いと、蛇足に感じて興醒めしてしまうことってありませんか?
「今の感情は表情だけで十分なのに…」
「ここはどんな気持ちなんだろうって考えるのが面白いのになあ」
コミックやアニメは絵がある分、言葉を尽くしてしまうと逆に面白さが薄れてしまいます。
しかし、君嘘のモノローグは多い割にそういう風に感じることはありませんでした。
これは、やはり原作者・新川直司さんのワードチョイスが素敵だからだと思います。
原作コミックではこだわりのコマ割と一緒に、アニメでは美しい演奏と一緒に、美しいモノローグを楽しんでください!
④演奏シーンは「手」に注目!
ピアノって指の動きめちゃくちゃ早くないですか?
曲にもよるとは思いますが、これをアニメ化するのはかなりの難易度に感じます。
正直、手元はできるだけ描かずにアニメ作品を作りたくなってしまいます(笑)。
しかし、アニメ君嘘の演奏シーンは妥協が一切無い、
素晴らしいクオリティなんです!
先ほどから何度も演奏シーンの作画に言及していますが、中でもやはり「手」の動きには1番注目していただきたいです!
なんと、この演奏シーン「たった2分の演奏シーンでも辞書一冊分にもなるくらい描いている」そうですよ!
なので、とってもぬるぬる動くんです…!
製作陣からの熱量もかなり熱いものになっているのが分かります。
ピアノに限らず、ヴァイオリンを弾く手の動きにもこだわっているんだとか。
こんなに頑張って作られたアニメ、見ないと勿体無いですよ〜!
ぜひ演奏シーンは画面から目を逸らさずにみてくださいね♪
⑤音楽の力に驚かされる!
君嘘はクラシック音楽を題材にした作品ですが、実はクラシックに馴染みの少ない人でも知っているような曲も登場するんです!
- ハトと少年(天空の城ラピュタ/久石譲)ジブリ好きなら出会わずにはいられない、印象的な曲ですよね!タイトルでピンとこない方も、聴いてみると知ってる!となるはずです。本家は男の子がトランペットで演奏していますが、君嘘では女の子がピアニカで演奏しており、どちらも素敵です!
- きらきら星変奏曲(モーツアルト)きらきら星変奏曲とは、皆さんご存じの童謡「きらきら星」をモーツァルトがアレンジしたものです。私は君嘘で初めて聴いたのですが、ピアノのメロディーから星空が浮かんできて、なんて美しいメロディーなんだろうと感動しました!知っているはずの曲なのに、全然違う曲のように感じで不思議でした。公生の優しいピアノとかをりの英語版の歌が素敵でずっと聴いていられるくらい素敵な演奏です。
いかがでしょうか?
どちらも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
しかし、どちらも親しみやすいメロディーラインで大人から子供まで楽しめにも関わらず、なぜかぐっと引き込まれる魅力があります。
童謡のような簡単な曲でも、心から感動させる力があり、音楽のすごさを身に染みて感じる作品です。
ぜひ、音楽の力にびっくりしてみて欲しいです!
⑥君嘘は三角関係で切ない…!
ここまで、君嘘の音楽に関する面の魅力をお伝えしてきました。
しかし、皆さんお忘れではありませんか?
君嘘は青春ラブストーリーなんです!
しかも!
三角関係で切なくて、めちゃくちゃ泣けます…
公生の幼馴染である椿は、最初公生きのことを「ダメダメな弟」と定義しています。
それに対して、公生も椿を「手のかかる姉」と思っています。
しかし、かをりが登場し、公生は少しずつかをりへ恋心を抱くようになります。
それはもう誰がどう見ても明らかで、一番近くで見ていた椿は段々表情が曇っていきます。
悶々とした気持ちMAXに達して、ようやく椿は横にいた弟だと思っていた男の子が、弟ではないことに気づきます。
よくある陳腐な展開だけれど、その王道っぷりが逆に良い!
しかも、王道を突っ走っていながら、私達は大どんでん返しに合います!
そう、このお話のタイトルは「四月は君の嘘」。
さて、誰がどんな噓をついているのでしょうか?
結末はぜひ作品でお確かめください!
⑦キャラクターのセリフがかっこいい!
私が君嘘が大好きな1番の理由、それはキャラクターのセリフがかっこいいところです♪
先述した通り、モノローグでは美しい言葉で表現されています。
しかし逆に、セリフは真っすぐ直球ストレートでとってもかっこいいんです!
私のお気に入りを一部抜粋させていただきました。
そんなの関係ねえじゃん。心ひかれる子に好きな人がいるのは当然。恋をしているから、その子は輝くんだよ。だから人は、理不尽に恋に落ちるんだ
─コミック『四月は君の嘘』1巻より
音楽は言葉を超えるのかもしれない
─コミック『四月は君の嘘』9巻より
怖いのは、あんたが一生懸命練習したから
─コミック『四月は君の嘘』9巻より
僕らは誰かと出会った瞬間から 一人ではいられないんだ
─コミック『四月は君の嘘』11巻より
いかがでしょうか?
心に残る一節があったのではないでしょうか?
難しい言葉や難しい言い回しを使えば、かっこいいセリフはいくらでも作ることはできます。
しかし、ストーリーの中でキャラクターがキャラクター自身の言葉の引き出しから出した言葉だからこそ、君嘘のセリフには強い力があるんだなあと感じます。
他にも素敵なセリフがたくさん詰まっているので、ぜひ探してみてくださいね!
四月は君の嘘をオススメできる人できない人
ここまで四月は君の嘘の人気の理由や見どころなどについてお伝えしてきました。
君嘘はどんな方にもオススメできる作品ですが、一部で「気持ち悪い」と感じる方がいるようです…。
それを踏まえて簡単に、オススメできる人できない人をまとめてみました。
オススメできる人
- 音楽が好きな人
- ピアノや楽器の演奏経験がある人
- ラブストーリーが好きな人
- 絵がきれいな作品が好きな人
- 泣ける、感動する作品が好きな人
オススメできない人
- 冒険・バトルものが好きな人
- ラブストーリーが苦手な人
音楽やラブストーリーが好きな方は君嘘はとてもオススメできる作品です!
しかし一方で、「演奏シーンのモノローグがポエムみたいで苦手」という意見もありました。
私はコミックとアニメどちらも見ましたが、気持ち悪いとは一切感じませんでした。
しかし、実写版を見られた方にはその傾向が強いようで、白けてしまうようです。
そのため、初めて君嘘を見る方はコミックかアニメから入るのがオススメです!
まとめ
いかがでしょうか?
四月は君の嘘の人気の理由や見どころについてまとめてみました!
君嘘は涙なしでは見られない感動ラブストーリーです…!
青春の甘酸っぱさと音楽の素晴らしさを一度に楽しめる神作品、見ないと人生損ですよ~!
最後までお読みいただき
ありがとうございました!