ハリー・ポッター

ヴォルデモートはなぜ悪者になったの?理由とトムリドルの過去について

今なお、「一番好きな映画!」として挙げることが多い『ハリー・ポッター』シリーズ。

イギリスの魔法学校を舞台にしたもので、児童小説とは思えないダークな雰囲気と張り巡らされた伏線で、世界的に大ヒットした作品です。

しかし、その大量にある伏線や裏設定のせいで、しっかり読んでいても少し疑問に思う点が出てくるかと思います。

そこで、今回は

  • トム・リドルは過去になにがあったの?
  • ヴォルデモートが悪者になった理由はなぜ?

以上についてお伝えしていきたいと思います。

是非最後までお付き合いくださいね。

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トム・リドルは過去になにがあったの?

『ハリー・ポッター』シリーズを通しての悪役であるヴォルデモート。

一作目である『賢者の石』から、『死の秘宝』まで、欠かすことなく登場し、作を追うごとにその存在感は増していきます。

主人公ハリーとも、並々ならぬ因縁がある彼ですが、実は彼にもヴォルデモートではない、普通の人間だった時期があります。

最初からヴォルデモートとして生まれ、悪役として生きたわけではないんですね。悪役にも、こういった設定があるのも『ハリー・ポッター』シリーズの魅力だと言えます。

ヴォルデモートがまだヴォルデモートではなかった頃、彼は「トム・リドル」と名乗っていました。これが本名ですね。ミドルネームも入れると、トム・マールヴォロ・リドル (Tom Marvolo Riddle)。

そして、彼も悲しい過去を背負っています。

トム・リドルの母親は、ホグワーツの創設者の一人・サラザール・スリザリンの直系の子孫でした。名をメローピーと言います。もちろん純血で、かなりの名門一家です。

しかし、純血主義に傾倒するあまり、近親交配を繰り返しており、性格的に破綻している人も多かったそうです。

そんな一家に生まれたメローピーは、ある日トム・リドル・シニアに一目惚れしてしまいます。トム・リドル・シニアは、マグルでした。

魔法の知識もない彼に対し、メローピーは惚れ薬を盛り、結婚まで漕ぎ着けます。結婚後も妙薬を与え続けたメローピーでしたが、ある時、「もう本当の愛に変わったのではないか」と思い、惚れ薬を使うことをやめました。

しかし、トム・リドル・シニアは本心からメローピーを愛することはなく、結果として彼はメローピーとまだ生まれていない子どもを捨て、去っていくのでした。

メローピーも、子を生んですぐ亡くなっています。

そして、この捨てられた子どもが、トム・リドルーーー後のヴォルデモートです。

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ヴォルデモートが悪者になった理由はなぜ?

トム・リドルは、その後孤児院に預けられます。そして、この孤児院にダンブルドア校長がスカウトしにきたことで、魔法使いとして進み始めるのでした。

では、何故ヴォルデモートは悪の道へ進んでしまったのでしょうか。

これに関しては、公式では触れられていません。ただし、ヴォルデモートの過去は、比較的多く明らかになっているので、考察することはできます。

今回は、筆者の考察をお届けします。

考察①

トム・リドルは元々サイコパス的特徴を持っている

トム・リドルは、元々の性質としてサイコパスだったと読み取ることができます。

というのも、預けられた孤児院では既に魔法を使って他者を苛めぬいています。持ち物を盗むことや、動物を殺すこともありました。

そして、マグルの孤児院に預けられたトムにとって、自分は特別な存在でした。なんだかわからないけれど、自分には他の人間が使えない力が使える。これは自覚があったと思います。

この時点で、かなり闇に傾倒した存在だと言えるかと思います。

考察②

増えていく闇

さらに、ホグワーツ入学後にも、この闇はどんどん増幅していきました。

バジリスクを操って人を殺し、全てをハグリッドに擦りつける、父親の一族を皆殺しにするーーーなどの異常行動も見られました。

一方で、先生からはかなり受けが良かったのですから、「自分の持つ悪い部分」を隠す必要性も理解していたと思われます。つまり、自分でわかっていながらも、その道へ進んでいったのです。

恐らく、客観的には悪いことだとわかっていても、闇の道はヴォルデモートにとって魅力的で、自分が進むべき場所だと理解していたのでしょう。

もちろん、本来は止めるべき存在である両親や、親友などがいなかったというのも大きいと思います。

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まとめ

いかがだったでしょうか。

これまで、『ハリー・ポッター』シリーズについて、何故ヴォルデモートは悪になったのかを詳しく解説していきました。

まとめると、

  • ヴォルデモートは、両親を失っている
  • 母親は父親に惚れ薬を盛り、最終的には捨てられた
  • ヴォルデモートが悪になったのは、本来の性質から

ヴォルデモート以外にも、多くのキャラクターに裏話があり、物語に深みを与えています。

これを知ると、より一層『ハリー・ポッター』シリーズを楽しめること間違いなしですよ。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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