今では、この名前を知らない人はいない国民的な漫画「名探偵コナン」。
青山剛昌原作のこの漫画は、2019年9月3日現在、単行本は96巻まで、話数でいうと1041話まで週刊少年サンデーにて刊行されています。
漫画のみならず、アニメに映画、スマホゲームなど数々の大ヒットを生み出してきた、「名探偵コナン」ですが、皆さん一度はこんな風に疑問を持ったことがあるのではないでしょうか。
「こんなに沢山のネタをどうやって考えているのだろう」と、
今回はその疑問に応えるべく、
- 名探偵コナンのトリックを考案している人
- トリックの元ネタ
- ネタ切れにならない理由など
詳しく解説していきます。
是非、最後までお付き合いのほどよろしくお願いします。
名探偵コナンのトリックを考える人は誰?

1000話を超えるたくさんの物語には、それぞれ軸となるストーリーがあり、殺人トリックがあり、犯人がいます。
そんなに大量のトリックを青山先生一人で作り出すことが可能なのでしょうか?
しかし、そこは天下の青山先生、アシスタントさんや編集の人に意見を求めることもあるそうですが、基本的には先生がすべて考えているそうです。
しかも、漫画の質を落とさないために、一話から最新話までの犯人のトリックは完全に一人で再現できるようになっているそうです。
トリックの再現性まで考えているなんて、青山先生は流石ですよね。
そんな青山先生ですが、ネット上では最近のトリックは、ゴーストライターや編集者に任せているのではないか、という憶測が広まっています。
同業者の漫画家のツイートや、まとめサイトの影響だと思いますが、噂の出所が怪しいものも中にはありました。
確かに、膨大な話数をたった一人で作り上げるというのは、体力的にも厳しい面があるのかもしれませんし、漫画というのはアシスタントを含めたチームで作り上げていくものであり、アシスタントさんや編集者のトリックの案を参考にしたりはしているのかもしれませんね。
さらに青山先生のご兄弟は、お兄さんが技術者、弟さんがお医者さんということで、トリックは物理的に可能か、何か矛盾が生じたりはしないか、など意見を求めることもあるそうです。
トリックの元ネタはあるの?
さて、今までは誰がトリックを考えているのかについて調査してきましたが
コナンで使われるトリックには、元となった事件や手口があるのでしょうか?
しかし、調べてみるとトリックの元ネタに関する情報は見つけることができませんでした。
いくつかの話では、ミステリー小説の金字塔「シャーロック・ホームズシリーズ」に登場するトリックと、同じトリックを使っている場面もあるそうですが、どちらも非常に長きにわたって連載されている物語なので、多少はトリックが被ってしまっていても、仕方の無いことですよね。
他にも、劇場版名探偵コナンではモチーフとなった実話が存在していると言われています。
1999年に公開された「名探偵コナン 世紀末の魔術師」はロシア帝国時代に実際に起きた事件「ロマノフ家の処刑」がモチーフになったとされています。
この事件はロシア皇帝だった「ニコライ2世」の一家やその関係者が裁判もなしに、処刑されてしまったという事件です。
こういった実際にあった事件などを参考にしてストーリーやトリックを考えているのかもしれませんね。
ネタ切れにならない理由は?
ところで「名探偵コナン」はなぜネタ切れにならないのでしょうか。
一般人から見ると、25年間もトリックやストーリーを生み出し続けるのはとても難しいことのように思えますが、なにか青山先生には作品をつくるための秘訣があるのでしょうか。
話によると、青山先生は常日頃からトリックのネタを考えていて、身近にある道具や家具などを見ては、あんなことが出来るのではないか、こんなトリックが可能なんじゃないか、ということを思っているそうです。
他にも、月に一度、アシスタントさんと一緒に流行っているものや、珍しいものを持ち寄って新しいトリックを考えているそうです。
毎日の生活から貪欲に物事を考えている事が、ネタ切れをおこさないための先生の秘訣なのかもしれませんね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
これまで名探偵コナンのトリックの考案者、元ネタ、ネタ切れにならない理由、など詳しく解説してきました。
少しまとめてみると
●基本的には、トリックは青山先生一人で考えている
●元ネタは明確には存在していない
●青山先生は常にネタを考えているので、ネタ切れは起きない
改めて見てみると、青山先生の超人ぶりが分かりますね。
これからも日本を代表する漫画家として頑張って欲しいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました!