スポーツ

高校野球投手は投げすぎでケガやリスクが多い?球数制限の基準は?

今年の甲子園も盛り上がりましたね!

今年はなんといっても秋田県立金足農業高校の大躍進が一番スポットライトを浴びましたね!103年ぶりの準優勝です!

その中でも特に注目されたのが金足農業のエース吉田輝星くん!

甲子園での6試合をほとんど1人で投げ抜いた結果、合計の球数は881球!

秋田県大会から数えると1500球を超えています!

1人投げ抜く気迫で日本中を感動させた吉田くんですが、どう考えても成長期真っ只中の高校生には投げすぎなのではないか?という声が多くあります!

そこで今回は、

投げすぎによって起こるリスクやケガについて

球数制限を導入する場合の基準

こんなテーマで皆さんの疑問に答えていこうと思います!

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高校球児の投げすぎで起こるリスクやケガは何?

僕自身、小学校から中学まで野球をやっていてポジションはピッチャーでした。

実は僕は小学校の時に投げすぎて野球肘という爆弾を肘に抱えてしまいました。(2日間3試合合計で500球近く投げました。)

それ以来、ピッチャーで投げられる球数は50球が精一杯。なのでピッチャーとしての僕の人生は終わりました。

高校球児に限らず、投げすぎによるリスクやケガというのは一生物になりやすいんです。

投げすぎると、どんなケガを引き起こすのか調べてみました。

野球肘

先にも紹介しましたが、この怪我をされている方も多いです。

野球肘とは

成長期にボールを投げすぎることによって生じる肘の障害を野球肘といいます。

投球時や投球後に肘が痛くなります。肘の伸びや曲がりが悪くなり、急に動かせなくなることもあります。

繰り返しボールを投げることによって肘への負荷が過剰となることが原因です。

肘の外側で骨同士がぶつかって、骨・軟骨が剥がれたり痛んだりします。また、肘の内側では靱帯・腱・軟骨がいたみます。肘の後方でも骨・軟骨がいたみます。

(引用:日本整形外科学会)

 

成長期に起こりやすいのがこの野球肘。

プロ野球選手の中にもこのケガに悩まされている方はたくさんいます。

例えば、田中将大、松坂大輔、ダルビッシュ有などがそうです。

野球肩

今度は肘ではなく、肩です。

野球肩とは

野球肩とは肩の使いすぎ(オーバーユース)による障害(病気)です。

毎日ボールを投げていると、知らないうちに肩が痛くなってきたという例で、特にピッチャーやキャッチャーといったボールを投げる頻度が多いポジションに多いです。

ケガなのか病気なのかで治し方は変わりますが、ケガの場合、症状が軽いものは安静(ボールを投げない)にしていると治ることもありますが、損傷が強いとなかなか良くならないために治療が必要なこともあります。

(引用:羊ヶ丘病院)

 

野球でなりやすいケガは他にも腰痛などがありますが、ピッチャーの投げすぎによるケガで多いのがこの2つになります。

野球肘(肩)の原因

様々な理由がありますが、一番は投げ方が良くないということです。

知らないうちに肘や肩に負担がドッシリとかかる投げ方をしてしまっている場合があります。

たとえ正しい投げ方をしているとしても、成長期に腕を捻って投げるカーブなどを多投していると肘や肩に負担がかかりケガの原因となります。

治療方法

投げないこと!これにつきます。

重症化してしまうと手術が必要になります。

松坂大輔もこの手術を受けています。その結果、あの豪速球はもうお目にかかれなくなってしまいましたね。

ダルビッシュも手術をしています。

僕自身、野球肘になってもチームにピッチャーがいなかったので、診断されたあとも数試合投げていました。結果、重症化はしなかったものの、右肘をピーンと伸ばす事が出来なくなりました。現在も若干曲がっています。

このように、成長期で骨がまだ完全に成長しきっていない時に投げすぎてしまうと、マイナスはあってもプラスはありません。

今回の金足農業の吉田くんは甲子園の短期間で800球を超えています。

何も問題が起きなければいいのですが・・・

「平成最後の怪物」と言われている位、才能溢れた素晴らしい選手なので、選手の気持ちもあると思いますが、やっぱり大人がそういったリスクを少しでも減らすような仕組み作りが必要なんじゃないかなと思います。

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球数制限の基準は?

大人がルール作りをするにしても、投げすぎの基準が一番難しい問題だと言われています。

○○球投げたらケガをする

というのが医学的にも分からないからです。

選手の体格や投げ方、成長具合も人それぞれなので一概にルールを作るわけにもいかない。

でも、何かしらの基準を作らないと、これから先不幸になる選手が出てくるかもしれません。

ここはプロ野球を参考に、高校野球に限らず、野球の新ルールを作るのもありなのかなと思います。

※プロ野球にも球数制限があるわけではありませんが、ケガ防止のため球数を抑えています。

プロ野球の球数制限

現在の日本のプロ野球には特に球数制限はありませんが、次回投げるまでの休息期間を設けています。

日本は投げてから4日〜6日は空けるようにしています。

理由は、ピッチャーは投げることで肘・肩の毛細血管がブチブチと切れてしまうんです。(アイシングをしている理由の1つとして、毛細血管が切れて炎症しているのを抑えるためです)

その毛細血管が修復するのにかかる期間が4日以上かかるということをスポーツ医学の研究で証明されたため、休息日を設けています。

メジャーリーグの球数制限

メジャーリーグの先発投手は大体100球で交代です。ルールではありませんが、暗黙の了解という感じです。

以前、ダルビッシュが130球近く投げた時、「投げさせすぎ」という批判の声がメジャーでは多くありました。それくらい球数には注意を払っているということなんでしょうね。

投げたあとの休息日は日本と同じで4日〜6日空けての登板となります。

高校野球で、しかも甲子園ともなれば球数なんて気にしてられないかもしれませんが、子供をケガから守るのも大人の務めなんじゃないかなぁ〜と思います。

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まとめ

この球数制限問題は難しいですね。

代わりのピッチャーがいなければ話になりません!

もし、球数制限が本格的にルール化されたとしたら、人が少ない地方野球部はそれが弱点になり、強豪校だけが有利になってしまう可能性が大いにあります。

難しい問題ですが、選手の「出場したい!」という気持ちや夢を尊重しつつ、体を守れる仕組み作りをしないといけない、というかする時期に差し掛かったのかなと思います。

皆さんはこの問題について、どう思われますか?

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